虫とりのうた (講談社ノベルス)

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著者 : 赤星香一郎
  • 講談社 (2009年8月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826670

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虫とりのうた (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 図書館の「文学賞受賞作品コーナー」からお借りしました。

    怖いことは怖いんですが、読みながら「ああ、怖がらせようとしてるんだな(だから怖いんだな)」みたいに素に戻ってしまう事が度々あって、どうにも没頭しきれなかったというか。

    例えるなら、“手の込んだお化け屋敷”という感じ?セットを組んで、暗くして、BGM流して、おどろおどろしいキャプションつけて、お化け役も配置してあってっていう。
    ストーリーのキモになっている「予言の詩」「童謡の歌詞」「謎の呪文」「子どもの間で流布する都市伝説」全てが人工物っぽいので、怖がり方まで誘導されているように感じました(そしてやっぱり想像通りの地点に着地する)。

     新・都市伝説!
     ホラー?ミステリー?得体の知れないこの恐怖は一体?!
     かしでえんまなおえましん――
     不気味な呪文に隠された秘密。それは……。(帯より)

    これ↑に煽られ過ぎて、読む前にハードルを上げすぎたのかも。

    なんなの?結局どういうことなの?「作中で解明されていない秘密」ってどれのことなの?
    余りにも色々腑に落ちないので、他の皆さんのレビューで補完させてもらおう……って思ったら、みんなやっぱり「わかんねえ」とおっしゃっていたのでちょっと笑いました。ありがとうございます。

  • 怖かった。。ことひと言に尽きます。
    真樹男くんがなんとも悲しすぎる。。
    かなりホラーの要素ふんだんに盛り込んでここまで驚かせてどうするんだ、と思いつつも最後まで読み切ってしまいました。読後感もあんまりよくないけど、なぜか惹きつけるものがあるんだなぁって。

  • 『シンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」のことで、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが1920年ごろから本格的に研究を始めた。

    生きていれば、さまざまな出来事に遭遇する。それらのほとんどは、なんらかの原因があっての結果で、因果関係がはっきりしている。

    ところがときとして、まったく無関係のものが一致した状況を見せることがある。』

    メフィスト賞の中でいうと、乾くるみの『Jの神話』や真梨幸子の『孤虫症』に近いジャンルかな。それなりのホラー。

    “作中で解明されてない秘密”があるとか帯にあって、その秘密が何なのか全然分からないもどかしさなんかもいいとこなのかな。かなりもやもやするけど。

  • 好きな作家の一人なので読んでみる。横溝正史風の、ホラーとミステリーをミックスした作風は、読み始めると止まらなくなる魅力がある。

    「赤い蟷螂」や「幼虫旅館」と同じく赤井雅彦が主人公で、時世は「虫とりのうた」が一番新しい。「幼虫旅館」の最初の方で、真樹男に関する不気味な描写が出てくるが、ここにつながっているとは……。

    後味はあまりよくないが、純粋に楽しむことができた。この作家は2011年以降、新作を出していないようだが、求む!赤星氏の次作!!

  • 「虫とりのうた」の見立て通りに殺人事件が起こり犯人探しをするというお話ですが、犯人はほぼ確定しているのでミステリー的な面白さはありませんでした。
    主人公が狂気に囚われていく過程はそれなりに読み応えがありしたが、やや迫力不足な感じがしました。先の展開も読めてしまい、これと言ったインパクトがなく読了。何か突き抜けたモノが欲しかったです。
    また、著者がコメントしていた「解明されていない秘密」は、思わせ過ぎな文章が多く、結局解からず終い。有耶無耶な読後感でした。

  • 読みやすかったけどオチが解ってるのにグダグダしてるからモヤモヤした。
    ミステリというよりホラー寄り。
    かしで〜は速攻わかるだろうに終盤まで言及しないとか。

  • 歌の通りに人が死ぬ「虫とりのうた」にまつわる都市伝説ホラー。


    …のはずなんだけど、思ったより「虫とりのうた」が人々に定着してない(笑)
    むしろ中盤よりラストの時の方が噂が蔓延しているという。


    サクサク読めて面白かったんですけど、都市伝説が社会に大きく広まってるとこを読みたくて開いたので「むしろこっからでしょ!!」感が否めません。はがゆい。

    リングが観たかったのにらせんが出てきた感じ。いやこれ前日譚でしょ、みたいな。


    かしでえんまなおえましん

  • 都市伝説にホラーとミステリーを融合させたような童話。横溝正史のホラーを真似て主体としつつも、そこから一線を逸したような新感覚。読み進めるうちに得体の知らないものに畏怖しつつも、どうしてもその続きが気になって仕方なくとうとう最後まで読んでしまったようだ。そして獰猛な暗闇に怯え、その忍び寄る影の衝撃に既に手遅れという事実を知り、人々は震撼することだろう。




    かしでえんまなおえましん
    呪文があれば大丈夫……

  • 「虫とりの歌」という童謡の幻の5番を知ったら殺される、でも「かしでえんまなおえましん」という呪文があれば大丈夫。という都市伝説と、「虫とりの歌」になぞらえて殺されていく人々。
    怖い!でも都市伝説も見立て殺人ものも好きだから面白かったです。
    そしてカバーの折り返しには「この小説には作中で解明されていない秘密が隠されています。その秘密に気づいたあなたは、なぜ事件が起こったのか、本当の理由を知ることでしょう」と気になる文章が!!結局なんだったのかわかりませんが(ぐぐってもわからず仕舞い…)まぁそのなんだかわからないところがまた不気味でいいなと思いました。ミステリにはきちんとした回答を求めてしまいますが、ホラーには別に明確な答えを期待して読んでいないので。しかし「解明されてない秘密」って、何一つ事件の謎は解明されてませんよね!完全丸投げですよね!やっぱり気になります。読み終わった後「かしでえんまなおえましん」と実際に21回つぶやいてみたりしましたがわかりませんでした。

  • 「都市伝説ミステリ」
    怖ろしい「むしとりのうた」
    死んでいく死んでいく。

  • メフィスト賞(41回)

  • 都市伝説「虫とりのうた」になぞらえて、次々と殺されていく人達。

    一体何を誰を信じて良いのか、わからなくなる。
    小さな少年が「おかしい」だなんて誰も最初は気付かない。

    肝心な「かしでえんまなおえましん」という呪文。
    言い辛いと思うのは私だけか?二十一回も繰り返したら、舌噛みそうなんだが。

    「作中で解明されてない秘密」多いに気になるなぁ・・・。

  • この作者ネットで都市伝説系の創作でも書いてたんかな。なんか文体というか雰囲気がいかにもネット上にあふれてそうな都市伝説くさい。最後近くに安っぽい教訓めいたこと書いてるあたりとかも。文章平坦だし不気味さも感じられなかった。作中の「虫とりのうた」ほどこの本が売れてないのは不幸ですね。作者と同名の主人公とか三津田信三の後釜でも狙ってるの?ていうか「○ーメン」かよっていうwぶっちゃけ角川ホラー文庫あたりのチープなホラーと大差ない気が。やたら表紙だけ拘ってそうなのとか。

  • 作中に隠された謎??

  • メフィスト賞。ミステリ3割ホラー7割、という印象です。都市伝説、不気味な唄、いわくありげな一族、と道具立ては充分。スリルたっぷりでぐいぐい惹きこまれました。ラストに向けてのホラー的展開も、盛り上がりたっぷり。恐怖の余韻も残って大満足です。
    唄の不気味さもさながら、「かしでえんまなおえましん」という呪文が印象的。この意味も明かされますが。その頃にはもう頭に焼き付いちゃって離れません。うっかりと口ずさんでしまいそう。既にこの呪いに囚われているのでしょうか……。

  • 第41回メフィスト賞受賞作ということで期待して読んだが今二つ!
    「解明されていない謎」というのがさっぱりわからず。

    もう、この作者の作品は読まないと思う。

  • 都市伝説をモチーフにしたホラー
    怖いかも・・・と思ってたらオカルトと分かり怖さ急降下

    著者いわく「解明されていない秘密が隠されている」とのこと
    どれのこと!
    息子にパパと呼ばれて、お父さんと呼びなさいとしつこく言うこと?フッ
    あれもこれも投げっぱなしって感じ

    童謡とか呪いとか正統派(?)和風ホラーって感じで
    映画にできそうだけど
    その時は、たくさん練り直さないといけないね

    ( ・_ゝ・)< 横溝 正史って、すごいんだなぁ 

  • メフィスト賞受賞作品。ホラーとミステリが
    バランスよく配分されていると思います。
    良くも悪くも新しさはないけれど、
    安定感のある読みやすい作品。

    「虫とりのうた」の歌詞にそって
    主人公の周辺で事件が起こり、その歌詞にある呪文に
    隠された謎と事件を追って行くのだが...
    と、ストーリー自体は王道。
    謎の呪文もアナグラムであるのは明確なので
    その気になれば解ける。

    だがそこまでは分かっても、表紙の折り込みに
    書かれた作者からのメッセージが...解けない!
    んーモヤモヤする!

  • 面白かったけどまぁ良くあるホラーでしたねぇ。読了して小説内で明かしてない謎がわからずググってたら、発売前に2chでオチがほぼ予想されてて笑ったw

  • 第41回メフィスト賞受賞作。
    メフィスト賞受賞作ではあるが、ミステリ要素はほとんどなく、ホラー要素がメイン。
    やや説明的な文章・会話が多く、リーダビリティーに欠けるように思えたが,途中からの展開が怖さを強め,それなりに面白かった。
    作品中で解き明かされない謎があるらしいが,結局分からずじまい。

  • 帯にも書いてあったとおり、ホラーとも受け取れる内容でした。ちょっと怖かった(笑)

  • “悲鳴に似た声が背後から聞こえた。
    振り返ると、小学校高学年くらいの少女が、私のすぐ近くまで走り寄ってきた。
    少女の白いブラウスは泥で汚れていて、頬には引っかいたような擦り傷がある。髪はぼさぼさで何日も洗ってないように見えた。少女は訴えるような目で私を見つめ、後ろを指差した。
    「助けてください。あいつが追ってくる」
    少女の指した方向を見ると、男がこちらに向かって走ってきている。
    「あの人がなにかするのかい?」
    少女が怯えた表情で頷き、私の袖口にしがみついた。
    「あいつに捕まったら殺されちゃう」
    「殺される?」”

    怖い。
    恐怖とスリルが体を包み込んでくる。
    続きが気になってページをめくる手が止まらない。
    「虫とりのうた」に隠された秘密。
    謎の呪文「かしでえんまなおえましん」。
    謎を追いかける先々で起こる奇妙な殺人事件。
    そして衝撃のエンド。
    誰が嘘をついていて、誰が味方で、誰が犯人か。
    呼んでいる途中で急に後ろを振り向きたくなるような。
    そんな恐怖とスリルが詰まった第41回メフィスト賞受賞作。
    読み応えは、十分。

    かしでえんまなおえましん。
    取り付かれたのは一体だあれ?

    “かしでえんまなおえましん
    呪文があれば大丈夫”

  • 第41回メフィスト賞受賞作。とても読みやすかったのですが、なぜか楽しめませんでした。ミステリとしてもホラーとしても何となくパンチに欠けるというか・・・。まあ、単に私の好みじゃなかったせいかもしれませんが。

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