- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826953
感想・レビュー・書評
-
終盤のたたみかけがお見事でした。
過去と現在の事件が同時に進展し、解決していく造りも面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あらゆるミステリーの要素が詰まっている
そして全てが気持ちよく収斂する -
詰め込みミステリーと聞いて読んでみました。わりと厚めの本のわりにするすると読めて面白かったです。
個人的には二転三転する仕掛け!展開!というよりは、ひとつの謎が解決された(?)と思ったら次から次へと新たな謎が浮上してきてそれが最終的に……。といった趣のお話でした。伏線も上手く繋がっていて、作中のさりげないシーンが後から、ああこんな意味があったのかと思ったりできて楽しかったです。
ただあまり探偵役の二人をはじめとする登場人物たちに魅力を感じなかったのがちょっと残念。展開などは面白いのですが、最後までキャラクターにはそんなに愛着が持てませんでした。 -
いやいやいや、これはない。
非現実的な大がかりトリック・時代がかった設定が大好きな僕でも、いやいやいや、これはない。論理がアクロバティックに過ぎる。
まあ大逆転に次ぐ大逆転なので、面白くはあるんだけど。 -
詰め込みミステリーという新ジャンル?の期待を裏切らない詰め込み様だった。他の作品に比べても無理やり感が強く、多少呆れながらも読了。
-
好みじゃなかった
-
元々大仕掛けのトリックを得意にしている作家さんなので、いろいろ突っ込みどころはあるけれど、それも魅力の一つとして楽しみながら読んだ。とはいえ、終盤の二転三転する真相には付いていくのが大変だったが(苦笑)。
残念なのは、この作家さんのもう一つのシリーズもそうなのだが、肝心の主人公(?)にどうしても魅力が感じられない。全体の文章、また主人公以外の人物は皆、自然なのに、どうして主人公サイズになると人物キャラが不自然になるんだろう?特に、若手弁護士くんの喋り方!いくら口癖だったり、気さくさが売りだったとしても、顧客相手に一人称を「わし」だったり、語尾に「~っす。」なんて使うはずがないだろう。途中、気になって、気になって、読み進めるのを妨げられるほどだった。残念というか、不思議なところである。