V.T.R. (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1733
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827042

感想・レビュー・書評

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  • ついに始まりました「辻村深月さんコンプリート大作戦!」

    先日読んだ『Another side of 辻村深月』に触発されて辻村深月さん既刊読破を目指します!
    期間は新作の発売日6月30日まで!
    たぶんあと8本かな?

    そしてまずは『VTR』です!

    あの『スロウハイツの神様』に登場するチヨダコーキの作品とういう作りになっております
    チヨダコーキっぽい仕上がりにするために普段の辻村深月さんとはかなり遠い文体
    かなり遠い文体というのが誰にでもすぐ分かるような文体
    苦労してるな〜

    そしてやはりまず思ったのが
    これってさ〜
    なかなか面白くはあるんだけどさ〜
    ひとりの女の子が人生変えちゃうほどのめり込むほどの作品?(『スロウハイツの神様』の中の話ね)

    作中作って大変だね

    でもワタクシは、この大変なことにチャレンジした辻村深月さんを讃えます
    ファンだからw

    • 1Q84O1さん
      4冊も読んだのだいぶ昔ですよ…(^_^;)
      4冊も読んだのだいぶ昔ですよ…(^_^;)
      2023/05/03
    • マリモさん
      ひまわりめろんさん
      こんにちは!作中作って難しいですよね。笑
      私がこれ読んだのはだいぶ前ですが、これで熱心なファンを掴めるのかなと同じ感想を...
      ひまわりめろんさん
      こんにちは!作中作って難しいですよね。笑
      私がこれ読んだのはだいぶ前ですが、これで熱心なファンを掴めるのかなと同じ感想を持ったようです。辻村深月さんは、最近もテーマを固めずに色々と挑戦されていますね。でもやっぱり、女性同士の微妙な心理や母娘関係の葛藤や地域社会の息苦しさあたりを書くのが一番うまいなと思います。
      2023/05/06
    • ひまわりめろんさん
      マリモさん
      こんにちは!

      そうですね
      難しいですよね作中作
      特に本作はチヨダコーキの高校生の時のデビュー作ということで、稚拙さみたいなんを...
      マリモさん
      こんにちは!

      そうですね
      難しいですよね作中作
      特に本作はチヨダコーキの高校生の時のデビュー作ということで、稚拙さみたいなんを演出されているとの指摘をされてる方もたくさんいらしたんですが
      自分はむしろ"あの"チヨダコーキはデビューから突き抜けてないとダメでしよって思ったくちで
      そのへんの読み手が持つ勝手なイメージ全てに応えるのはそもそも無理で
      だけどそのそもそも無理なことにあえてチャレンジする今も続く姿勢が圧倒的な納得感のある心理描写に繋がってるのかなって思ってたりします
      これからも楽しみな作家さんで追い続けたい作家さんです
      2023/05/06
  • 今ひとつよくわからなかった
    何故名前がアルフベット
    アルフベットもtだったり、アールだったり
    殺し屋だから?

  • 話は短めでするするよめる。

  • オチの見事なこと。
    描ききれていない感じはチヨダコーキのデビュー作という設定だからか?
    社会で追いやられている存在が多く出てきて、印象的。

  • まさかTが、、。最後にはっとさせられるのは辻村深月さんならではだった。この本が、スロウハイツの神様の登場人物に影響を与えてたのか、チヨダコーキの作風はこんななんだ、アニメ化されたら、、など想像が膨らんだ。

  • 『スロウハイツの神様』のチヨダ・コーキのデビュー作。まず表紙がいい!裏表を入れ変えることにより辻村先生仕様にもチヨダ先生仕様にも可能!そしてやはり辻村さんが創り出したチヨダ・コーキ。どうして気付かなかったのか。最後の最後でまたしてもやられた。細かい描写でもやっぱり辻村さんの作品だなぁと思わせる。ウサギとか乾燥機とか。内容的に正直アールが具体的にどうしたかったのかがいまいち理解できなかったのが悔しい。でもあの終わり方は好きです。

  • 2023/01/06

  • みんなが夢中になったコーちゃんの世界観を楽しめてよかった。
    結局あまり救われるお話でつらかった。けれど愛する相手を最後まで愛しきるという強さが表現されていて、そこにはコーちゃんの性格が出ているのではないか、と思う。

  • 辻村深月のスローハイツの神様が大好きで手にしました。

    チヨダコーキの作品という設定のためか、辻村深月の作風にはない世界観。

    描かれていない色々が、いつもなら、映像として浮かび上がるのに、なかなか世界観に入り込めず、衝撃のラスト。
    伏線も回収しきれず、疑問符がたくさん残ったまま。ラストが分かった上で再読したら、また違うものが見えるのだろうか。

    期待値が大きすぎたかも知れないですが、普通に面白かったです。

  • 「スロウハイツの神様」の作中に登場した、小説家のチヨダコーキのデビュー作がこの作品とのこと。同じく作中の脚本家でスローハイツのオーナーでもある赤羽環が愛してやまない作品でもあり、これが実際に読めるなんて嬉しいなと思い手にとりました。
    内容は、主人公のティーとその彼女であったアールのお話、ともにマーダーの認定を受けているが恋人関係は3年前に破綻していた…久しぶりのアールからの連絡を受けて、別れていた間に何があったのか…ティーは知人、友人にアールのことをたずねてあるく…。
    スローリー的には引き込まれることもなかったかな…ラストはちょっと意外な展開になってはいたけれど、もう一度読みたいかといえば微妙な感じ…。この作品、解説とか装丁とか文庫本なら別の楽しみもあったようですね…図書館で借りたので、ノベルになってしまいちょっと残念に感じました。

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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