V.T.R. (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1737
感想 : 311
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827042

感想・レビュー・書評

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  • スロウハイツ読了してから借りたけど、正直読まなくてよかった作品かも

  • 「スロウハイツの神様」のチヨダ・コーキのデビュー作という位置づけで書かれたチヨダ・コーキ作品。
    裏表両面印刷の表紙で、辻村深月名義のとチヨダ・コーキ名義を変えられるところなどにこだわりを感じた。
    辻村作品に対する期待値が高いからかもしれないが、
    内容はちょっと痛すぎる感があり、
    ライトノベルとしてもそれほど楽しめなかった。

  • 辻村深月「スロウハイツの神様」スピンオフ。
    チヨダコーキデビュー作・・なんだけども、ティーンエイジャーの通過儀礼なチヨダコーキ。ラノベということだから、そしてデビュー作だから、なのかもだけど、結構な人の間の通過儀礼になる著者としてはイマヒトツかなぁ、という印象がぬぐえない感じ。

    もうちょっとワンピースっぽい、ような感じ・・でもチヨダコーキのキャラクターっぽくもないか。でもこの内容も小説のコーキから髣髴される内容でもないかな・・・微妙。

  • 『スロウハイツの神様』の登場人物、作家チヨダ・コーキのデビュー作として描かれた作品。


    なんだかよく分からなかった。
    『こんなもん?』って感じがしなくもない。
    悪いが、面白くない。



    ・・・彼女の目的は結局何だったのかな。
    そこを謎のままって…いいのかな;


    再読は忘れた頃に、また。
    装幀の凝り、良かった。

    (登録日時:2010年11月14日)

  • スロウハイツの神様のチヨダ・コーキのデビュー作という設定の作品です。

    スロウハイツを読んだ方はわかると思いますが、チヨダ・コーキはこんなものじゃないはずです。 物語の設定は興味深いのに、これから面白くなりそうというところで、あっさり完結。正直、物足りないです。物語は主人公の目線から語られますが、それも軽い口調。いかにもライトノベルです。

    チヨダ・コーキは本の中の作者ですが、もっといい作品が書けると思っていました。たくさんの人の心を動かした作家のはずなのに。。。せっかく、辻村深月の物語の中の作者を辻村深月が描くというおもしろい企画なのにもったいない。残念です。

  • スピンオフだからと言っていい加減に書いたらアカンで!と言いたい作品

  • これがあのスロウハイツの『神様』チヨダ・コーキの作品と言えるのか? 文体や主人公の設定などで、そういう雰囲気を出そうと努力しているのはわかるけれど、ヒロインの周縁の人物がひとりひとり紹介されていくというだけの退屈な構成では、とてもあれだけの読者をひっぱっていくことなどできなかっただろう。こんな作品に、環があそこまで入れこむことができるものか、と思わざるをえない。辻村さんはここのところ、新たな世界を広げようといろいろ手を出してみているのはわかるけれど、実りが感じられない。このあたりで一度初心に戻ってみても良いのでは、と思ってしまう。

  • 「スローハイツの神様」に登場する売れっ子作家「チヨダ・コーキ」のデビュー作という設定。子供っぽい表紙イラスト、三流ハードボイルドのような陳腐な1人称、出来損ないラノベのような文体、わかったようなわからんようなRの動機、中途半端な結末…まるで瑕疵の百貨店です。つたない文章が「デビュー作」という設定によるものだったとしても、それが作品の質を高めているとはとても思えません。辻村史上ダントツの駄作。

  • スロウハイツからの流れで読みましたが、しんどかったです。私にとっては、動機が弱い物語でした。

  • ☆評価不能☆これは辻村さんの作品ではありません。というか思いたくありません。辻村さんが脳内で作った作家のパスティーシュを辻村さん自身がやっちゃった。ってお話しです。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

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