鬼神伝 龍の巻 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 149
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827363

作品紹介・あらすじ

胸に勾玉の痣を持つ高校生の天童純は、平安京で出会った水葉に似た少女を追いかけ、長谷寺の弁天窟へ。だが真紅の光を見た純は気を失い、闇に吸い込まれる。遡って鎌倉幕府では、執権の北条時宗が鬼の殲滅を講じていた。一方、刀鍛冶を志す十五歳の王仁丸は鬼の首も斬れる名刀「蛇胴丸」を見ようと、刑場へ向かうが…。

感想・レビュー・書評

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  • 今回の舞台は鎌倉。
    朝廷との不仲、元の侵攻を危ぶむ幕府が鉄を得るために鬼を迫害した時代へ主人公の純はタイムスリップ。
    水葉は前巻で亡くなってしまったたけれど彼女の血を引く水姫が登場します。純との会話はあまりありませんでしたが新たなヒロインになるのでしょうか。
    次はどの時代に飛ばされてしまうのか分かりませんが阿修羅王が「また三百年後にでも」と語っているので戦国時代あたり?

  • ミステリーランドより長かったので、登場人物が無くなるシーンでちょっとほろり。
    量=思い入れの自分の単純さ。

    手に汗に握る展開の題材なのに、やはり飄々と、坦々と進む印象は変わらず。。

    けれど、それを読みやすいと感じて
    腰越の名前の由来とか、仏教や神々など
    逆にこれをきっかけにハマる子もいるのかな。。

  • 『鬼神伝』待望の新作登場!!
    生き残るのは、鬼か、人か。

    胸に勾玉の痣を持つ高校生の天童純は、平安京で出会った水葉に似た少女を追いかけ、長谷寺の弁天窟へ。だが真紅の光を見た純は気を失い、闇に吸い込まれる。遡って鎌倉幕府では、執権の北条時宗が鬼の殲滅を講じていた。一方、刀鍛冶を志す15歳の王仁丸は鬼の首も斬れる名刀「蛇胴丸(じゃどうまる)」を見ようと、刑場へ向かうが……?

    講談社創業100周年記念出版

  • 前回の平安時代の戦い終わって現代に帰還した純。
    今度の舞台は、鎌倉時代です。水葉の幻追いかけて、タイムスリップ。

    そこ出会ったのは、水葉の子孫の水姫でした。

    続きがあるかは知らないけど、この先も何度かタイムスリップ繰り返して、行く先々の水葉の子孫と出会うのでしょう。そこで、何度も「勝てば官軍」で虐げられてきた民の戦いを経験していくんでしょうね。

    最終的に現代で水葉の子孫と出会うはずです。そこでボーイミーツガールがハッピーエンド。

    勝者に塗りつぶされてきた歴史を体験してきて、孤立気味な純ですが、水葉の子孫と出会えれば変わるでしょうね。
    赤い糸のパートナーですよ。

  • 映画を見てから、原作を読み始めました。
    今回は前回の続きで、主人公が鎌倉時代にタイムトリップ。
    映画と違って、原作は登場人物(歴史上の有名人)が多すぎて、何がなにやら。民俗学的、歴史学的な話しは面白かったが、盛り込みすぎでお腹一杯です。

  • 前作の方が好き

  • 前作の300年後の鎌倉時代のお話ですが、前作に比べるとちょっと物足りなかったかな。
    「鬼」と戦う理由があまり良く分かりませんでしたし、戦闘も前作ほどドキドキハラハラさせられなく結構あっさり。
    なので、人間関係(鬼関係?)もいまひとつ盛り上がりに欠けました。
    前作で300年後に雄龍霊が復活することになっていたので、無理やり鎌倉時代で物語を作ったような印象を受けてしまいました。。。

    前作から馴染みの「鬼」や、日蓮、時宗といった歴史上の人物が出てきて面白かったのは確かなんですがね。

  • 子ども向けというしばりが無くなったからか、話もとってもまとまっており、おもしろかったです。

    歴史ファンタジーです。

    舞台は鎌倉。
    前回の阿修羅もでてきたり、頼光がでてきたりと、忙しいです。

    日蓮さんもでてきます。

    ついでにいうと、鉄の話です。

    そういえばコバルト文庫の某作家の「精霊狩り」も後半鎌倉の怨霊でしたねー。

    最後の雰囲気としては、続きがあってもなくてもおかしくないという感じでしょうか。

    作中、阿修羅が「300年後にまた会おうぞ」のようなことを言っていたので続くのかな?室町時代か戦国時代編で。

  • やはり日本の神話って面白いなぁ。
    前作がうろ覚えなので読み返そう。

  • 高校生になった純は、今度は鎌倉時代へ・・・
    やっぱり私にはこのレベルで充分だわ、と思った。何気に映画も気になってきた。

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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