魔界探偵 冥王星O デッドドールのダブルD (講談社ノベルス)

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著者 : 舞城王太郎
制作 : 越前 魔太郎 
  • 講談社 (2010年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061827431

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魔界探偵 冥王星O デッドドールのダブルD (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 2011.10.31 読了。
    やっぱり舞城。
    乙一と同じキャラを描いているとは思えなかった。
    ヴァイオリンのVは読んでおいたほうがいい。
    ウォーキングのWはまあ読まなくてもいいかなあ、と思った。

  • 冥王星Oシリーズのとりあえずの区切りの一冊で、ついに(?)舞城王太郎降臨。
    独特の擬音や句点の少ない文章が実に舞城で良かったです。
    好き嫌いが分かれる作風だとは想いますが、その畳み掛けるようなドライブ感はさすが。
    今回も例のごとく窓さんに無茶ぶりを食らった冥王星O(アル中)が、次々と襲いかかるピンチを嘘八百の口八丁でしぶとく切り抜けていきます。
    吸血鬼に人狼、対【彼ら】用のトンデモ兵器や死んでは生き返る特殊部隊と、エンタメ要素てんこ盛り。
    人間も【彼ら】も死んだり蘇ったり変身したりとまあ忙しいこと。
    ほぼ不死身ながらも、だからこそ「一回きりの生」を大事にし復活をよしとしない吸血鬼と、それに対抗するためなら肉体も捨てるしゾンビにもなるという人間の対比が面白いです。
    そして最後には島荘的な謎解きがあったり、窓さんの両親が登場したり、顔ちゃんがデレて(!)冥王星Oがリア充デビューしてみたりと、楽しい一冊でした。
    窓さん一家が予想外に仲よさげで、これならめんどくさい手順を踏まずに普通に会えたんじゃ…と思いましたが。「紹介するよ」じゃねーだろ!

    そして私は今までとんでもない勘違いをしていたのですが、ウォーキングの冥王星Oとヴァイオリン少女萌えの冥王星Oって普通に同一人物だったんですね…。
    なぜか今作読むまで別人だと思ってました。はずかしい。
    でもそれだと色々矛盾があるような気もするのですが(窓さんとの出会いや冥王星Oになるきっかけとか…)、私の記憶違い?
    色々混乱してきたので、今度ウォーキングとヴァイオリンを読み直さなくては。

    しかし今作の窓さんはやたらと可愛らしかったなあ…。
    まるで少年のような幼い口調で話すので、この人は本当にあの窓さんなのか?と思ってしまいました。「うん。じゃあおやすみ」の破壊力。くそっかわいい!でもすごく敗北感を感じる!
    この人は結局最後までいいとこ取りのチートキャラで、もう少し大変な目に遭う姿も見てみたかったかも。というかちょっとくらい痛い目を見て欲しかった(笑)。

    今作のこの終わり方なら何の問題もなく続けられそうなのですが、シリーズ第二弾の予定はないのでしょうか。まあヴァイオリン少女と窓さんの家族の問題が解決してしまったので、新しい展開を考えなければいけませんが…。
    この際冥王星Oと顔ちゃんのラブコメでもいいので、またシリーズ新作が読みたいなー。今作で○○○の力を得た窓さんmk2の大冒険とか。
    とりあえず気長に待つことにします。

  • 冥王星Oの最終巻は、舞城王太郎が越前魔太郎として満を持して登場。
    ヴァイオリンのvよりも随分とお笑い要素の強くなった冥王星O……。でもアル中気味ということなので納得。
    冥王星Oだけでなく、【顔のない女】ちゃんもずいぶんと可愛らしくなってて……。
    前の巻で、【壁をつくる男】が現・冥王星Oに対して「君が一番馴染んでいる」というような感情を吐露していましたが、【顔のない女】もこの冥王星Oに対して、他とは違う感情を持ったのかもしれないですね。

    吸血鬼や人狼たちとの、騙し騙され、時には肉弾戦を交えたバトルシーンが多かった。これが半分以上を占めている。
    そして、ニセ【壁をつくる男】江良がバカバカしいキャラで良い。
    冥王星O、ニセ壁をつくる男、そして前の巻で出てきた流れ星ヒュー(こと右手を隠す男)の3人でハチャメチャに暴れる話も読んでみたかった。

    人体楽器の正体が【壁をつくる男】の両親(?)だったというのには驚き。
    手に入れて、そこでおしまいだったのがあっけない気もしますが、【顔のない女】ちゃんという存在もできたことだしめでたしめでたしですね。

  • 舞城の読ませる力に引っ張られて、わけがわからないうちに一気読み。

  • おならで始まっておならで終わった…。

    初めて舞城作品読んだのは『煙か土か食い物か』だったので、あまりのボケ倒しっぷりに「こ、これは読者がツッコまざるをえないという読者参加型の新手の手法か!?」と思ったもんでしたが、冥王星Oは割と自分でガンガンツッコんでました。

  • 自分は舞城のファンであって、他の作家の人には全く興味が無かったため、シリーズでこれだけ読んだのですが、全く話についていけず。
    似た様な感じの企画もの『九十九十九』は、単体で読んでも面白かったんだけどなー。
    文体も(最近は落ち着いて来たけど)この時期はちょっと過剰に饒舌すぎるというか、がちゃがちゃしすぎて話があんまり頭に入って来ない気がする。

  • 「冥王星O」に関しては、息もつかせぬ展開で冥王星Oが死にかけまくる話という要望が、舞城王太郎から出てたんじゃなかろうか。「ヴァイオリンのV」「ホーマーのH」は、作者の性格か、そのあたりを意識ししつつ、2作の接続も考えつつ、丁寧な感じに作ってるなーという印象だった。「ジャンクションのJ」は未読。抜けていた。

    しかし、この本作は、前2作の丁寧さと対極にあり、舞城王太郎が書き散らかした感がものすごくあった。冥王星Oが前二作とはほぼ別人になっているのは、アル中で死にかけているという末期状態であることと、「死んで生き返ると以前の自分と断絶する」という繰り返し出てくるはなしとリンクしているのかもしれないのでおいといて、話が二転三転四転しているけどその脈絡のなさと真相のとってつけた感で整合性がめちゃくちゃになってるところだ。
    「窓を作る男」の最初に書いた筋書きは何だったのか? なんでみんなあんなしょうもないことやってんのか? こんなしょうもない伏線回収でよいのか?【彼ら】って恐ろしいもんじゃないの? 雄作とか…。
    それでもグイグイ読めてしまう文章のリズムは健在で読んでるのはすごく楽しいのだけど、話の内容はあんまり期待してはいかんのかな……。

  • 冥王星Oシリーズ。
    初めて読んだけど、Vを読んでから読めば良かったかな!?

    【魔物】吸血鬼,人狼と人間のバトルや陰謀、【人体楽器】の存在だとか...何だか凄い世界だった。
    最後【顔のない女】がかわいい。

  • 舞城王太郎の冥王星Oはヴァンパイヤと人狼のファンタジア。

  • 濁流のように一気に流れていく文体の疾走感が癖になります。

    が、今まで絶対にかなう筈のない異形のものたちとして描写されてきたものが、そこらへんにいる人狼や吸血鬼になってしまっていいのかなあと少し思ったりもしました。
    あと人体楽器のオチが微妙に残念でした。
    Vでのあのおどろおどろしさと一種の神々しさはどこに行ったのか…。

    でも展開がばたばたと進んでいくので読みやすいですし、飽きがこない面白い本でした。

  • 私の評価基準
    ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
    ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
    ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
    ☆☆ 普通 時間があれば
    ☆ つまらない もしくは趣味が合わない

    2011.8.10病室にて読了

    これって、乙一だよね?
    違うの?

    シリーズとは知らず、最初に読みました 内容はともかく、文章や構成が、実は素晴らしい。
    面白いかどうかは、趣味による。

    てにをはの間違いと思われる箇所、散見する。

    個人的には、もうちょっと人体楽器、掘り下げて欲しいな。

  • 覆面で複数作家が入れ換わりつつ、講談社と電撃を行ったり来たり、で、ミステリとラノベの振れ幅の中にあったのが、ここでついに枠が外れたかな、と。
    ギアをぐんぐん上げて加速していくような構成に、仔細の確認に行きつ戻りつしながら、わーっと呑まれました。
    舞城クオリティですか、ね。
    最後は2と1/4くらい反転させられた感じ。面白かったッ

  • 関係作の中では一番かと。
    ファーマーの「陰獣のxx」も彷彿させるし
    道具だても楽しい。

  • 舞城にしては珍しく広げたふろしきをちゃんと閉じようとしているように思う。
    そういう意味で『獣の樹』や『ディスコ』より人に勧めやすい気がする。それにしても最後の一文はロマンチックなもんで、でも冒頭は相変わらずの密室や見立てが出てきて、この人は自分の二次創作をやってんじゃないかと思うことがあります。

  • 最初の十行で既に面白いのはどういうことか。越前魔太郎恐るべし。

    ヴァイオリンの娘ってのが冥王星Oのアイデンティティ。だが二人の冥王星Oがどちらもヴァイオリンの娘に魅せられているっていう偶然もありうる。

    げ、過去の作品のおさらい始まった! トイボックスのネタバレは見たくないけど……ここで読むのを止められる筈もないのであった。

  • これまで人外の特殊能力者たちを指してきた【彼ら】という言葉が使われてない。しかもこれまでのような人類を超越した能力を持つ崇高な存在ではなく、吸血鬼、人狼という映画に出てくるバケモノ・怪物的存在が次々と現れる。
    この巻の【彼ら】が人間を俯瞰する存在から、人間と戦う対等の存在になったからなんだろうか。

    これまで続いてきた流れを無視するような設定はやや乱暴だけど、「魔物」と呼ばれるこの巻の【彼ら】は人間くさく(人間じゃないけど)、それによって物語が生き生きしている。杭子、白川、上原みたいに、それぞれ人間としての名前も持っているし。
    冒頭で、名前をもてば「人間らしい感情やら気持ちがもう少し湧いてくるってもんよ」と【冥王星O】が言ってるし、やっぱりこの巻に出てくる名前のある魔物たちはこれまでよりも人間らしい存在なんだろう。

    伏線が全て回収されたとは言い難く色々モヤモヤは残るけど、エンタメとしては面白かった。

    シリーズ全て読んだ感想としては、作家がバトンを受け渡して繋いでいくリレー小説っていうより、それぞれが好きなところで好きなようにやったって感じであまり深まりはなかった。
    それぞれの能力はあっても協調性はほぼ無し。
    ストーリーをまとめるとV・W・DDだけあれば良かったんじゃないかという……。
    よほど好きな作家が参加しているか、このちょいグロ、アクション、ハードボイルドの世界観が好きな人なら楽しめるんじゃないかな。

  • 今までの魔物の意味合いをぶち壊しにし、卑近で人が対抗しうる吸血鬼と人狼に落とし込んで、一気にストーリーを展開したため、今まで積み上げた設定は一体、何だったんだろうなという程、シリーズものとして違和感が残り、統一感の無い作品となっている。だから作家の名前を冠したのだろう。別物として読んだ方が良いかも。最初にあれほど、鮮烈なイメージを展開し、ほとんどそれだけでストーリーなんてどうでもよくしてしまった人間楽器のバイオリンも、おまけの様に落ちがつけられている。窓をつくる男の目的も変質して、あっけなく達成されているが、本当か?
    アクションとアイデアの発想は作家特有のもので、好きな人は好きなんだろう。殺人の見立や密室化などはどうでもよくなってしまう展開は相変わらず。デットドールというタイトルも無視してストーリーは突き進む。

  • 舞城にしては珍しく広げたふろしきをちゃんと閉じようとしているように思う。
    そういう意味で『獣の樹』や『ディスコ』より人に勧めやすい気がする。それにしても最後の一文はロマンチックなもんで、でも冒頭は相変わらずの密室や見立てが出てきて、この人は自分の二次創作をやってんじゃないかと思うことがあります。

  • 【冥王星O】シリーズ第一部完結。

    【窓を作る男】より【吸血鬼】の一人娘を保護するよう指令をうける【冥王星O】。その娘の父親は警視庁長官。そして長官宅に侵入した【冥王星O】は母親の死体を発見し【人狼】の警察官と対峙する。【冥王星O】は母親密室殺人を「見立て殺人」として推理するが、、、(ここまでで全体の1割)
    【窓を作る男】の死、【死体人形師】の登場、偽【窓を作る男】、人狼VS人間、コカイン発見、【人体楽器師】、人狼VS吸血鬼、【冥王星O】を中心に物語は急速に展開し、そして、、、。


    過去作(HPJT)を払拭し昇華するほど面白かった。HPJTを合体しても勝てない程の濃密さとスピードで最高!
    【吸血鬼】の弱点や血の吸い方、対【人狼】兵器「ゲル号」、偽【窓を作る男】の設定とか、かなりツボった。
    バトルと推理とダマし合いと華麗なオチで文句ナシ!あと【顔のない女】が可愛かったw

  • 初めて読んだけど、これもしや最終巻?

  • なかんずく舞城王太郎は面白い。それだけ。

  • ドライブ感あふれるエンターテイメントです。息つく間なく楽しい。
    主人公の一人称が、弱み強みハッタリ含んで、舞城節炸裂。
    人間vs魔物って構図もアツい。人間のしぶとさがいとおしい。

    MVP:冥王星O

  • ついに本命が来た!今回は名前出ちゃってるけど良いの?って出てなくても読んだら誰でもわかるわ!
    行け!出まかせ探偵!

  • 満を持しての舞城作の冥王星。やっぱり最高におもしろい。他の作者なんていらんかったんや!

    第1部完結となっているってことは、まだやる気があるのか。純文かと思ってたのに読んでるうちにぶっ飛び設定になる小説より、はじめからライトノベルと思って読んだほうが楽しいから、続けてくれるならうれしい。

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魔界探偵 冥王星O デッドドールのダブルD (講談社ノベルス)の作品紹介

「"冥王星O"。"吸血鬼"の一人娘を保護してもらいたい」魔界探偵の俺に下される指令は、いつも無茶なもんばかりだが、その中でもこいつは格別だ。なるほど、俺に死ねってことかよ。だが…"彼ら"の館で待ち受けていたのは、不死者の首無し死体。死ねないヤツが死んで、生きたい探偵は化け物に命を狙われる。生き残りたければ、躊躇な!語れ!騙れ!すべてを誤魔化せ!"冥王星O"、最悪のfrom dusk to dawn。

魔界探偵 冥王星O デッドドールのダブルD (講談社ノベルス)はこんな本です

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