- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061827974
感想・レビュー・書評
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バカミスはアートである、、、と作中人物が語る作者の渾身のバカミス。タイトルと本の薄さで粗筋を読まずとも分かるのはありがたい。
面白いかと言われると、相変わらずクエスチョンなのだが、バカな(驚愕の)トリックが連発する事件と、本全体への仕掛けが凝っているのは間違いない。ページをパラパラめくってはいけない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
倉阪鬼一郎先生にしか書けない作品!!!
ここまでバカミスを貫いてくれると、もう芸術ではないだろうか!!
無駄な(←褒め言葉)労力を込めて作り上げてくれた作品であることは間違いない!!
最初の1ページ目いや、それより以前に既に倉阪ワールドに入っていた笑
全ての人にオススメはできないですが、やっぱり大好きだーーー! -
館全体を覆う不思議のヴェールを剥がせばまたもや前作と同じ趣向。
けれど今作ではWhyにまでも話は及ぶ。
チクチクと織るように文章を書く倉阪さんをイメージしてほっこり。
古典のオマージュあり。
バカミス賛美あり。
しかしこれはまた何処か奇形な愛...。
三崎黒鳥館白鳥館〜と比べるとまだトンチンカンさは薄めなのかも知れんけど、思いがけず今の時世にも当てはまってるというか、書いたときの倉阪さんの想いが時を超えて僕に届いたというかそんな感じ。馬鹿馬鹿しいを愛せ! -
これはミステリーなの?
読み方が難しいけど、楽しんで書かれたんだろうな。 -
倉阪さんのバカミスが好きだからこそ、少しだけ惜しい内容。
「金赤館銀青館」で倉阪さん流<館シリーズ>の土台を作り、それを踏襲した…と見せかけた2作目「黒鳥館白鳥館」が色々と突き抜けすぎていて、この「黄緑館藍紫館」にも1作目→2作目程度の大転換を期待しすぎました。
多分、1作目→本作の順に読んだら、地面がひっくりかえるような気持ちを味わうことができたと思います。 -
お疲れ様!
く、く、くだらなすぎる、著者近影見るたびに笑っちゃう。
でも三崎黒鳥館の脱力感には及ばないかな