QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.86
  • (42)
  • (74)
  • (60)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 508
感想 : 93
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828063

作品紹介・あらすじ

秘宝の鮠真珠『海の雫』を携えて三重県から上京していた神職が、不審な墜落死を遂げた。桑原崇は親友・小松崎良平から事件解決への協力を頼まれ、棚旗奈々とともに伊勢へと向かう。二人が伊勢神宮の真実に迫る一方で、東京では新たな被害者が。さらには崇と奈々までもが命の危険に晒されてしまう!事件の背後に拡がる歴史の闇は、日本史上最大の神秘を解き明かす鍵となるのか。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 伊勢の神社の秘宝が引き起こした殺人事件と伊勢神宮の謎を解く内容でしたが主人公たちの命に危険が迫るなかなか厳しい展開でした。
    が…荒れる海で奈々たちを先に行かせるためにタタルが言った言葉の意味が理解できなかったことと最後の告白であろう言葉が書かれていないことが話の筋よりも気になってしまいました。

    あとがきでは最終巻となっていますが現在は続きが出ているようなので読もうと思います。

  • QEDシリーズ最終巻。今回は伊勢神宮と天照大神の謎に迫る。
    伊勢神宮の基礎知識として、内宮より外宮を先に参拝する、天皇が明治時代まで公式参拝しなかった、鳥居に注連縄がない、狛犬や賽銭箱、神社正面の鈴もない、など事柄すら知らなかったので、それらの解釈が語られてもちょっとインパクトが薄かった。伊勢神宮に行ったうえで古事記と日本書紀の内容をだいたい把握していれば、もっと面白く読めたと思う。
    しかしこのシリーズを読んできたことで、少し歴史の面白さがわかった気がするので、しばらくしたらまた最初から読み返してみたい。

  •  長々と続いたQEDシリーズともこれでお別れ。シリーズ当初から振り返ると、随分たくさんの歴史にまつわる謎が解き明かされてきたものだ(あくまで一つの解釈としてだが)いずれにしても、生半可な知識だけではなく、作者の情熱がこれだけの長いシリーズを支えたのだろう。
     いつかまた解かれていない謎がタタルの講釈によって明かされる日が来ること願いつつ、奈々と二人、お幸せに。

  • シリーズ完結編。

    このシリーズは読みやすくてすごく好きだったな~。
    著者の「そうきたか!」な独自の解釈も私はわりとわくわくしながら読めてたし、二人の恋模様も毎回楽しみでした。
    れっきとファンといえるレベルですね。

    同じ著者の「カンナ」シリーズよりは「QED」派な私としては少し(かなり)寂しいですが・・・

    スピンオフとか期待してしまいますね。

  • あー終わっちゃったぁ。。
    大好きなこのシリーズもこれで完結、なので★5つ!

    相変わらず、歴史についての考察は魅力的なのに、事件については全然面白くならないのが素晴らしい。初期はこうじゃなかった気がw
    もちろん伊勢の話も興味深く読むことができたんだが、それよりも明治神宮についての話が一番衝撃が大きかった。無意識のうちに、「新しい寺社」はそういうことから除外して考えていたことに気付く。

    語れることならもっともっとたくさんある。ほんと、長年楽しませていただきありがとうございました。全巻揃えよっかなぁ。。
    あ、QEDパーフェクトガイドブックはぜ・ひ・と・も!!出版してください。ここで言うもんじゃないけど。

  • 最終巻だったんですね。。。知りませんでした。
    今回の伊勢も、天照大神のこととか良く分かって面白かったのに、終わってしまって残念です。
    でもハッピーエンドで良かったです。

    これからはカンナシリーズに期待です。
    伊勢神宮、行きたいなー。

  •  あぁ、読み終えてしまった。満足しました。今までの復習も含めて、フルコース料理を味わいつくした感じですが、最終巻と言われると、別腹ちゃんとあけてあるから提供して、と言いたくなります。
     これまでの登場人物、生き生きと生きてます。
     多様なカクテルを教えてもらいましたが、いったいどんな漢方薬を服めばあんなに強靭な肝臓と頭脳が得られるんですか?
     星5つのシリーズ、いつもいつも新作を心待ちにしていた気分も終わってしまったんですね。まあ、登場人物の人間関係にも一段落ついたので、その後の皆さんの生活ぶりをニコニコしながら思う今です。
     それにしても、誰よりも先生、あなたが素敵すぎる一作でしたね。

  • シリーズ最終巻の割に、謎は残すんですね。

    内容も相変わらず、読むのに体力がいる。
    ぼかしたとはいえ、とりあえず主人公の関係に区切りが付いたのはなにより。

  • 最終巻にふさわしい圧倒的ボリュームでした。
    まさに怒涛の展開と
    明らかに話の通じない連中が相手なので
    本当に読んでいてハラハラさせられっぱなしでしたね。

    ある種の神社には意味ありげな文字が
    含まれていることにも驚きました。
    これ、初めて知って目鱗でしたね。
    あと神々に関しても。

    なお、これで終わりじゃないぞ(笑)
    今年もまだこのシリーズ出てるからな!!

  • シリーズ始まって以来の命の危険を感じる修羅場があったんじゃ?
    それきっかけのプロポーズ?なんてね
    五十嵐先生に会ったのも後押ししてるかもね

全93件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高田崇史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×