天山の巫女ソニン2海の孔雀 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828209

感想・レビュー・書評

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  • 山からだされて1年たっても「天山の巫女」はついてまわるらしい。
    もどかしいぐらいにゆっくりだけど、王子もソニンも着実に成長しているね。

  • 前巻に少し登場したクワンが登場。イウォルの成長物語であったが、ソニン自身にも考えさせられたり学んだことがあった。レンヒとの因縁もどのように続き落としどころをつけるのかが期待するところ。ソニンとイウォルの関係もこれからどうなるのだろうか。

  •  登場人物それぞれの成長がみられて嬉しい巻でした。

     元々児童書として世に出た作品ですが、大人も十分楽しめます。上橋菜穂子さんと似ているような気がしますが、もう少し現実的な感じといえばよいでしょうか。

     ソニンの友達ミンもいい感じ。将来大物になりそうです。

  • 留学のため隣国“江南”を訪れたイウォル王子とソニン。彼らを招いたのは、華やかな容姿と知略に長けた行動で民から“英雄”と称えられる第二王子・クワンだった。極彩色の鳥が飛び交い、花咲き乱れる王宮は、その呼び名に相応しくまさに「楽園」。だが、一人の少女との出会いをきっかけに、ソニンは「楽園」に隠された悲劇と陰謀を知ることに(「BOOK」データベースより)

    世界観がしっかりしているから、舞台が隣国に移っても、安心して読み進められました。
    派手派手しい人物だとばかり思っていたクワン王子の意外な過去にびっくり。
    守るものがあるという強みと、しがらみがあるという弱みは紙一重。
    彼ら兄妹が、いつか鳥かごから出られる日がくるといいなぁ・・・。
    異国で知る、人の心。
    イウォルもソニンも、少し大人になったかな。

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著者プロフィール

1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。「天山の巫女ソニン」シリーズ以外の著書に、『チポロ』3部作(講談社)、『羽州ものがたり』(角川書店)、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)、『アトリと五人の王』(中央公論新社)、『星天の兄弟』(東京創元社)がある。ペンネームは、子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつけた。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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