来鳴く木菟 日知り月 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 291
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828520

作品紹介・あらすじ

中年男性が密室で不審死。そこには「深山木薬店」の名刺が!?店長の秋を疑い店に乗り込む一人の男。彼は店に裏の顔があると怪しむ要注意人物でもあった。真の稼業が公になれば、妖怪は人間世界で生きていけない。店を守るため、秋の殺人容疑を晴らすため、真相究明を急ぐ座木とリベザル。だが現場で奇妙な言葉を呟く幼女、妖世界で囁かれる悪い噂、連続する事件に翻弄され…。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの薬屋シリーズ。登場人物に毎回思い出せない人がいたりしますが(苦笑)、やっぱり面白かった。リベザルはいつも一生懸命で微笑ましい。エピローグで「えっ!」という展開が。リベザルが受けた依頼がどうなるのか、次作が楽しみだ。

  • 人との関係の中で、境界線が目に見えないのは当たり前のことだけれども、なかなかそれに気付かない。
    枠組みという自分のための規則を相手に強いてはいないかと。

    物語の見所は高遠さん!まさか結婚していたとは…
    灯視の依頼がどうなるか、次回作が気になる。

  • 再登場の人ちらほら。

    最大のショックは高遠さんがバツイチになっていたこと。

    えー!?

    話自体は相変わらず薬屋だなぁという感じで。

    ラストの一言でまた話がきな臭くなっています。

  • 懐かしキャラがワラワラ出てきて、1章(妖奇譚)から読んでる人には
    美味しすぎる作品でした。
    事件の最初の部分をサラっと流してたもんだから、
    まんまと騙されましたね(^◇^;)
    そして薬屋の温もりを満喫しながら終わると思いきや!
    最後のリベザルと灯視の会話は何なの??
    あぁ~またも次が気になる展開で終わってしまったぁ~
    早く次が読みたいぃ~

  • やっぱり秋が好きだー!!久しぶりに登場した彼とのやり取りでより秋らしさが際だっててニヤニヤして読みました。
    ジワジワと妖綺談の面々が登場して緊張と嬉しさで読み進めるのが楽しいです。
    そして少しずつ秋の話が動いているかな…いつも平和に終わるラストが、ちょっと気になる終わり方でした。

    次の巻出るまでに妖綺談〜怪奇談をもう一度再読しよう。



    それにしてもヤクルトの話がツボすぎて。高里さんのユーモアある文章好きです。

    あと勝手にお泊り秋にドキドキしてました。泊まりに来たらどうしよう…!(ないない

  • ピンクの靴を履いている幼女の日記のとおりに、人に危害が加えられる。
    犯人は妖だけど、人間と化しているので、普通に捕まったようだ。

  • ひとつの物事、問題に対する解決、という目的ひとつに対して、バラバラのアプローチ方法、思考があり、何がどうやると絶対にうまく行く保証はない。けれど、秋ならばとつい安心してしまう不思議。
    レモン好きとしてはレモンタルトが食べたくて仕方がない…

  • エピローグでまさかの事態。気になる。

  • 何年たっても年取ったように感じられない深山木薬店の店員たち。そこに現れる高遠。
    ホシとリベザルが何を求めているのか、気になる。

  • 椎奈さんの本を読むと詩を詠みたくなる。
    シロウトまるだしだけど。笑

    今回は、いつもより分かり易かった。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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