奇想天外殺人事件 (講談社文庫 よ 6-3)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061840546

感想・レビュー・書評

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  •  探偵が登場して、警察が登場して、殺人事件が起こって、謎解きをするんだから、間違いなくミステリのはずなんだけれど。
     どこをどう取っても、ギャグです。
     徹頭徹尾、ギャグです。
     ここまでめちゃくちゃなのを、真剣に書けるところがすごい。

  • そうですねー、オヤジギャグとか受け付けない人は読めないかなー。
    なんたって主人公の私立探偵の名前が「早乙女ボンド之介」という真面目なんだかふざけてるんだかわかんない名前だし。

    とはいえ、一応推理短編集なんですよ。
    事件も起こるし、解決もしてます、はい。

    あー、でもやっぱりオヤジギャグがキツイ(笑)
    今笑い飛ばせるほど私の心が広くないー……。

  • SF作家がふざけにふざけて書いたミステリ。
    ミステリではないか。
    ミステリ風のSFコメディといった感じ。

    作者のおふざけが完全にツボって、
    結構古い作品ですが十分楽しめました。

    <収録>
    1.高利貸し殺人事件
    2.極秘研究殺人事件
    3.ホモ・セクシュアル殺人事件
    4.銀行強盗殺人事件
    5.若手真打ち殺人事件
    6.正一位稲荷殺人事件
    7.ねじまわし殺人事件
    8.みにくい日本人殺人事件
    9.人毛かつら殺人事件
    10.穴だらけ殺人事件
    11.『講談社文庫』殺人事件

  • こんなんけっこー好き<br>
    いちばん笑ったのがボンド之介の父親の名前…くだらねえ〜!

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著者プロフィール

横田順彌(よこた・じゅんや)
1945-2019年。佐賀県に生まれる。法政大学法学部卒業。70年、「少年チャンピオン」にショートショートを発表し商業誌デビュー。SF、冒険小説作品の他、古典SF研究、明治文化研究の分野でも精力的な執筆活動を行った。88年、『快男児押川春浪』(會津信吾と共著)で第9回日本SF大賞、2011年『近代日本奇想小説史 明治篇』で第32回日本SF大賞特別賞、第24回大衆文学研究賞大衆文学部門、2012年、第65回日本推理作家協会賞評論その他の部門をそれぞれ受賞。他に『幻綺行 完全版』『大聖神』(竹書房文庫)などがある。

「2022年 『平成古書奇談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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