ポップア-トのある部屋 (講談社文庫)

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著者 : 村上龍
  • 講談社 (1989年3月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061844070

ポップア-トのある部屋 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 元・美大生の村上龍がどのような美的目標を描いていたのか、映画よりも具体的に味わえるアートブック。「平面性」が戦後アメリカの近代理性が到達した究極の公式であるとするならば、占領された日本側にとっての実存とは何か、それに村上龍の頻出テーマで挑んでいる。

    村上龍のアメリカ大量消費主義への信仰告白であると同時に、日本人であることの敗北宣言。その日本人のアイデンティティーをドラック思想に洗脳された退廃的な美大生が、アメリカンドリームの虚無を追及するといった短編集。特に平面性(表層)の実証不可能性を保留にしたまま消費文明を賛美する装置として、結婚制度や純愛を否定する不倫をキーワードに設定している。

    "それはね、表面以外は全部嘘ってことなのよ、と奥さんは答えた。Dは隣のデッキチェアで日本製のイヤホーンテープレコーダーを聞いていたが、それが奥さんの他の男との淫らな叫び声かどうかは、確かめようがなかった。"

  • 左腕だけは君のもの、Kの画廊、タキシードの老人、殺人者の忠告、ディスコ「セブンスターズ」、「ブラック、ホワイト、&イエロー」、銀行と乞食、退屈な浪費家、引っ越しする未亡人、救世主、娼婦達、表面以外は全部嘘、まばたきのアート

  • 村上龍さんの本は今まで読んだことがなく、これが初めて。第一印象は例えるなら「直球ど真ん中の剛速球」という具合でちょっと、いや、かなり引いてしまう。全編アメリカのポップアートが短編のエピソードの中に挿入されているのだが、そのポップアートがまさしくそんな印象がする。強烈なアメリカンスピリッツにビビッとくる一冊。かなり刺激的。

  • 村上龍さんの「ポップアートのある部屋」を読ませてもらいました。私にとって初めて読む村上龍さんの本でしたが、僕には刺激が強すぎました(笑)。しかし、女の艶めかしさ、ポップアートの描写はとても神秘的でした。絵を見て、美しいなどの感想を述べるのではなく、何かを感じ取るものだと思いました。最近ではネットなどの環境により多くの情報をいとも簡単に手に入れることができるようになりました。それが原因とは断定できませんが、少なくとも人の価値観には影響しているのではないでしょうか。絵の他に音楽でも感想を一言や二言で終わるようでは好きとは言えないんだと思い知らされました。

  • これぞ村上龍。MU!!に魅了される。
    満足度7

  • ポップアートを軸に据えたおしゃれな作品。何回も読みたくなります。短編集なので読みやすい。

  • 私の青春時代の憧れです。
    NYに行きたいと思ったのも龍さんの本を読んでからです。

  • 山口さんオススメ
    逗子図書館にあり。
    一度借りたが、読まずに返却。
    2012.2.12

  • かっけえっす。

  • 再読。

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