卒業 (講談社文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • 講談社 (1989年5月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061844407

卒業 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 男3人、女4人の大学生グループ、うちカップルが2組。
    微妙な関係の沙都子と加賀。
    大学卒業を控えたある朝、沙都子はグループの仲間である祥子が閉ざされたアパートの自室で死んでいるのを発見する。
    当初自殺と思われたが、いくつかの不自然な点があり、加賀と沙都子は祥子の死の真相を調べ出す。祥子の死は自殺なのか他殺なのか、自殺とすればなぜなのか、他殺とすれば誰が犯人なのか…
    そんな中、恩師の家で開催された茶会において、もう一つの事件が起こる。

    東野さんのだいぶ初期の作品で、最近の作風とはだいぶ違う感じがした。
    ミステリー色の濃いミステリー。色んな人たちの思惑がからみあって、混線した事件になっているのが、最後どんどん解きほぐされていく。
    加賀恭一郎シリーズの第一作目でもある。まだ大学生で、剣道で学生一となる加賀さんは、無口でクール、そしてストイック。
    私はまだあまり読めてないけど、加賀さんファンの人は読んでみて損はないと思う。

    彼らの大学生活は、私が大学生の時とは全然違っていて、時代を感じた。
    でも何かどこかで知っている…と思ったのは、おそらくこの作品の若者たちの空気感や雰囲気が昔のトレンディドラマのそれに似ているからだと思う。
    ただ、彼らはバブルで弾けている印象はあまりなく、茶道や剣道、結婚への強い憧れを示す女の子たちなど、だいぶ古風な印象を受けるのだけれど。
    ひとりひとりは明るい未来を夢みた普通の若者たちなのに、どこで歯車がずれていったのだろう。
    大学生活という楽しい時間を共有したはずの7人、卒業後も時々会って旧交を温めるはずだった7人が、友を裏切り、互いに疑い、さらに死にも至らしめる…。
    友人というのは、結局どれだけの時間を過ごしても、全部をわかりあうことはできない、自分の都合や気持ちを優先してしまうのだなぁと、読後は切なくさびしい気持ちになった。

  • かなり珍しいと思うのですが!茶道のトリックなんて!
    難しかったけど、斬新だなと思いました。

    しかし、皆さん本当に大学生?すごく大人っぽいなーと…。
    自分が馬鹿なだけですけどね。

    加賀恭一郎さんは絶対男前ですよね。面白かったです。

    最後のシーンはなんか切なかった。

  • 加賀恭一郎シリーズの第一弾「卒業」を読んだ。卒業を控えた大学四年生の秋、一人の女子大生が死ぬ。親友の沙都子は残された日記を手に加賀と一緒に真相を探っていく。自殺か他殺か。友人みんなが疑心暗鬼に陥る中、第二の事件が起こる。。剣道と茶道を軸にした青春ミステリーともいえる作品。冷静に分析していく加賀の性格が印象的で本格的な推理に驚いた。これからの加賀恭一郎シリーズ、どんな事件が待っているのか非常に楽しみ。早く続編を読みたい。

  • 1日で一気に読みきりました。
    驚くことが多すぎて、最終的にはなんだか悲しくなりました。
    友達ってこんなもんなのかなあと考えさせられました。

    これからシリーズをどんどん読んでいきたいと思います!

  • 内容紹介

    7人の大学4年生が秋を迎え、就職、恋愛に忙しい季節。ある日、祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か、他殺か?
    心やさしき大学生名探偵・加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに死の謎を追求する。しかし、第2の事件はさらに異常なものだった。茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相は!?


    高校1年生の時に読んではやウン十年が経過し、内容をさっぱり覚えていなかったので新鮮な気持ちで読むことが出来ました。忘れるって素晴らしいですね、何度も楽しめるのだから。
    初々しい加賀恭一郎と東野圭吾両方読むことが出来て楽しかったです。人間ドラマよりも推理の重きを置いた本格推理小説なので、後年のぐいっと心を抉るようなものは無いのですが、ここから加賀恭一郎物語が始まったのだと思うと胸アツです。僕の記憶ではこの後の「眠りの森」が東野圭吾の人間ドラマの部分が開花したようなイメージなのですがそれも読んだのは高校時分なので今読んだらどう思うか非常に興味深いです。

  • 加賀シリーズの前半は読んだことがなかったので、このタイミングで一から読んでみることに。「卒業」は、まさに加賀シリーズの第一弾。加賀は大学生で、まだ警察官になるという選択をしていない時代が舞台。学生時代に、こんな経験(友人が相次いで亡くなる。しかも殺人)をしていたのね・・・と驚き。
    「祈りの幕~」で明らかとなる母親の件も、この時点では当然、謎になっていて、加賀は警察官の父親と二人暮らしの設定。この頃から「祈りの幕」を想定して書いていたのかしら、人物設定が完璧!

    肝心の事件のほうは、うーん。。まず、「茶道」というなじみのないコアな題材のため、なかなか想像がうまくできない。それに、トリックも茶道におけるひとつのゲーム?をつかったものになっていて、複雑。私の頭では限界が・・・。図も付いているけど難しかった~・・・。

  • 加賀シリーズを読みかえしたくなり、数十年ぶり?に読んだ。イマイチな感じ。

  • 再再読くらいになるか・・・・・
    メインのトリックは現在の状況からみるとたいしたことが無いように思われるが、発表された当時にはかなり最新の情報を入れたものだったと思う。
    それとお茶という古典的な様式との対比がおもしろい。
    『卒業』という題名にふさわしい内容に思う。

  • 加賀恭一郎シリーズ第1作てことで読んでみた。序盤から肩パット入ってそうな雰囲気(←?)で、大学生がキザすぎて鳥肌がたった。出版年を確認すると、まさにバブル!!時代が違いすぎて苦しかったけど、なんとか完走…。ふぅ。

  • 学生らしい人間関係と、感覚の相違。
    それぞれの執着心や孤独が、繊細に表現されている興味深い作品でした。

    ただ、推理小説として読むには隠しすぎるトリックや後出しの理由が多かったように思います。
    それ故に読了後の「解けたぞー!」というスッキリ感がなくて、がっかりしました。
    ミステリー小説として読むなら、ややこしいトリックはいらないと思いますし…。
    何より、小説を読んでいるのに図説が何度も出てくるのは、かなり醒めてしまいます。

    推理小説やミステリー小説として読まず、
    物語として読めば、かなり面白いと思います。

    終盤まで南沢先生を疑っていて、すみませんでした!

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