- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061844407
感想・レビュー・書評
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加賀恭一郎シリーズの記念すべき一作目。
先に加賀が警察官である作品から読み始めたため、学生の加賀は新鮮だった。
中盤までは読み応えがあったが、第二の殺人があった茶道ゲームの複雑なクダリからペースが失速してしまい、ストーリーから現実に引き戻されてしまったのが残念だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『希望の糸』を読みたくて、加賀恭一郎シリーズ1作目となる本作を読んだ感想として、ちょっとページの行き来が多い構成で、トリックも分かりづらくて、ん〜というのが素直な感想。
ただ昭和61年に刊行された時代背景を考えると、当時の読者には青春ミステリとして良作であったのだろうと思える。
意外と1ページ内の文量が多く、フォントサイズも小さめなので、文庫本よりも電子書籍で読むのが良さそうかと思われる。
さて、加賀恭一郎シリーズ2作目『眠りの森』をいつ読むことになるのだろうか?
そして、本来の目標である『希望の糸』まで辿り着くことは出来るのであろうか?
ん〜。-
マメムさん
こんにちは。
この「卒業」、たしかに「ん~~」だと私も思いました。
でも、是非次を読み進めてほしいなぁ。
私、加...マメムさん
こんにちは。
この「卒業」、たしかに「ん~~」だと私も思いました。
でも、是非次を読み進めてほしいなぁ。
私、加賀恭一郎シリーズは全部読んで、
ドラマシリーズがDVDを借りてみたくらい大好きなんです。
『眠りの森』以降は面白いんです。
そして、全部読み終えての『希望の糸』は、もう格別!
読み続けることを お勧めしたいで~す☆彡
2023/01/22 -
yyさん、コメントありがとうございます。こんばんわ♪
『眠りの森』以降は面白いんですね♪それなら良かったです(*´ω`*)
...yyさん、コメントありがとうございます。こんばんわ♪
『眠りの森』以降は面白いんですね♪それなら良かったです(*´ω`*)
『希望の糸』だけでも泣けると聞きますが、やっぱり加賀恭一郎の人物背景も追ってから感動したいと思っているので、気長に読み進めていきます!!2023/01/22
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加賀恭一郎デビュー作!
学生時代にこの事件解決出来たなら、
そりゃ警察入れば大活躍出来ますよね!
ってくらいトリックは難しかった。
父親との関わり方とか、後に繋がって行く。
是非、これから加賀恭一郎シリーズ読む人には
卒業からゆっくり読んでほしいなって
思います。
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加賀恭一郎シリーズを読みたくて、まずは卒業から。
加賀と沙都子のコンビが爽やかな感じでいい。
殺人トリックは少し難解。
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初コメです。
私もシリーズ1作目を読み終えたので、『希望の糸』まで読み進めるのをお互いに頑張りましょう♪初コメです。
私もシリーズ1作目を読み終えたので、『希望の糸』まで読み進めるのをお互いに頑張りましょう♪2023/03/12
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東野圭吾氏の初期作品はあらかた読んでたつもりだったが、コレは読み逃してた。加賀恭一郎初登場作にして、彼が刑事になる前の学生時代の話。
初期の東野圭吾作品は、若者達の群像劇を描いた“青春ミステリ”が多い。デビュー作の「放課後」しかり「学生街の殺人」しかり本書しかりだ。また、スポーツをストーリーに絡ませるのもこの頃の特徴で、「放課後」はアーチェリー、「魔球」は野球、「眠りの森」はバレエを題材にしたミステリだ。本書では剣道と茶道を扱っており、ストーリーにも密接に関わってくる。
「放課後」で乱歩賞受賞デビュー後第一作品ということもあり、プロットもトリックも荒削り感あり。登場人物は無駄に多くリーダビリティに欠け、ホワイダニットは納得感に欠ける。ハウダニットはちょっと複雑なので「そうか!なるほど!」とはならない。とはいえ、父との関係性等の加賀恭一郎のバックグラウンドを垣間みれるので、シリーズファンには読み逃せない一冊だろう。
本書が刊行されたのは1986年、昭和時代。飲食店内で遠慮なく煙草が吸え、電話は固定電話にかけて家族に取り継いでもらう、そんな時代だ。平成を経て令和の今現在でも第一線で傑作を粛々と書き続ける東野圭吾氏。稀有な才能を持つ偉大な作家だと、改めてリスペクトした次第。
《加賀恭一郎シリーズ》
1.卒業
2.眠りの森
3.どちらかが彼女を殺した
4.悪意
5.私が彼を殺した
6.嘘をもうひとつだけ
7.赤い指
8.新参者
9.麒麟の翼
10.祈りの幕が下りる時
11.希望の糸
12.あなたが誰かを殺した -
東野圭吾が描く青春小説はあまり好きではない。シンプルに時代錯誤というのもあるし、何より登場人物がキザすぎる。トリックもしっかり考えて読まないと理解できない。あまり自分には向いていない本だったかな。
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加賀シリーズ 第1弾
難しい!
というのが正直な感想。
読み終えた後も、雪月花の理解ができていません… -
加賀恭一郎シリーズ記念すべき第一作目にあたる。
順に従えばまず初めに読むべき作品なのだろうけど、シリーズ作をランダムに読んでいる身にとっては「刑事加賀」から「大学生加賀」へと過去にタイムスリップしたかのよう。
設定では大学卒業後、紆余曲折あって警察官を志した加賀ではあるが、過去を紐解けば、この時点で警察官になることはもはや宿命的であったのかもしれないと感じさせる。
高度なトリックが施された怪事件。読みごたえはあるが、結末は悲しく切ない。