総門谷 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (784ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061845053

感想・レビュー・書評

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  • 600p強の大ボリュームで、歴史や伝記の偉人(異人?)が好き放題暴れ回り、展開も自由奔放でまさに何でもありなSF大作。
    とても悔しいが、何も考えず楽しんで読んでしまった。こんな内容で何作も続くとの事で、続編は敬遠してしまっているが、SF物としてはかなり面白い部類かもしれない。

  • オカルトや超常ミステリーを全て無理矢理ぶっこんだSF小説。もう全部ぶっこんだ結果予想通り投げっぱなしのエンディングを迎えたものの、プラトンやらハンニバルやらイエスやらの歴史上の人物が死体となって蘇ったあたり、少年漫画的でむしろ燃えた。

  • 高橋作品のジャンルの1つである「古代史ファンタジー?」の大作。
    読んでいて疲れますが、この何でもあり感が唯一無二でいいと思います。

  • かなり昔に完読

  • 伝奇SF小説というくくりを超えた
    ぶっ飛んだ感じが楽しめるかどうか。

    前半パートと後半パートでテンションが変わってくるんだけど
    後半はやや口ポカーン( ゚д゚)気味。

    前半の雰囲気は好きだった。

  • 極めて昭和の少年漫画的なSFオカルト小説。
    携帯とかPCと無縁の熱い男たちの友情も見所です。
    悪く言えばベタなんですが、だからこそ安心感があります。
    都合良すぎでしょ的なつっこみを入れたくなることもありますが
    先にも述べたように少年漫画的な勢いがありますので
    面白くてどんどん先に進むことができます。

    イルミナティとかピリ・レイスの地図とか月の謎とか
    今でこそテレビで放送したりしてますが、当時はそうでも
    なかったように思います。
    私もこの本を初めて読んで覚えた単語がいくつあることか。

    ただ、二冊目以降は主人公vs敵っていうのが延々と続く
    のでいまいちでした。
    竜の棺(の最初の方)の方がこちらと同じ雰囲気だと思います

  • 読み応えあり、楽しく読めました。

  •  UFOに始まり、ナスカの地上絵、ピラミッド、ストーン・サークル、ピリ・レイスの古地図、極移動説等々。これに、フリーメーソンと自衛隊が絡み、歴史上の人物が勢揃いし、遠野物語が基調を奏でる。豪華絢爛、謎と不思議のオール・スター戦といった感を呈する。これだけ並べ立てれば、かえって不味くなってしまいそうなもの。ところがドッコイ、料理人の腕が違う。一級のエンタテイメントに仕上げているのは見事としかいいようがない。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/19990201/p1" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/19990201/p1</a>

  • 世界史と民族伝承とオカルトとサスペンスとSFをひとつの鍋に放り込んでぐるぐるかきまわした、闇鍋みたいな本。遠野物語とUFOの組み合わせが個人的にはツボにはまった。うまい語り手の紙芝居を見ているような気分になった。滅茶苦茶だけど面白い。続編はつまらないです。

  • 【本】総門谷ってネーミングのオチにはさすがにムーーン!とのけぞってしまったでつよ。  現代ニッポンの地下世界を描いた伝奇ミステリーの秀作ぢゃ!
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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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