ハード・ラック・ウーマン (講談社文庫)

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著者 : 栗本薫
  • 講談社 (1990年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061846746

ハード・ラック・ウーマン (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 何回読んだろうかなね、この本。
    初めて読んだのは、タイトルに惹かれだったな。
    キッスのドラマー、ピーターの歌う同名のバラードが大好きだったから。

    良き時代のバンド。
    渋谷のセンター街に屋根裏があって、新宿の甲州街道沿いにLOFTがあった、あの頃。

    なんの拍子かな、ほぼライの様な生き方してたはずなのに、こっち側に来ちゃったよ…。

    死ぬまでに、あと50回は読むだろうね。

    そしてジャニスにもナンシーにもなれなかった、10代の自分を憐れむのでしょうね。

    きっと…。

  • 栗本薫(男性:登場人物)の友人が主人公の物語。
    PA(Public Address:音響)とロック楽団(rock band)をかけもちする石森信。

    バンドのグルーピー(親密な関係のある熱狂的愛好者)のライが殺されたことに始まるバンドの瓦解模様。
    バンド生活の人生模様を描写している。

    栗本薫(女性:作者)がバンドをやっていたとのこと。
    バンドに関する情報は詳しい。

  • ぼくらシリーズの名脇役、石森信主役のスピンオフ。
    栗本薫にしか書けないと思わせる小説。

  • 20年前の話なのでかなり時代を感じるけど、その時代の汗臭がする、というか非常に変なオーラのある本。
    20年前、栗本薫がビックリする位面白い、雰囲気のある小説を量産していたのはちょうどこの本が書かれた頃である。と私は思う。グインサーガも始まったばっかりだ。

    話は、30代になってもまだ就職もしないでロックバンド率いてるシンが、バンドのグルーピーの女の子惨殺事件によりその子の生前について調べはじめる、という内容。世間の流れにあわせられないアウトローな男が、バカバカしい位にロック的な生き方、行動にこだわり、孤独を愛し周囲と勝手に壁を作ってはそれを「ロックだ」と結論づける。シンも大概ロックな奴だが、女の子は生き方から死に様までもう存在自体がロックだった、ということで。

    何ていうか、主人公のシンが考えるロックな奴は、絶対に栗本薫は読まない。この本を読んでる私もシンにしちゃ一般ピープル、相容れない多くの事の一つに含まれる。そんな読んでる私に向かって、わかってもらえない生き方を貫いてみせる彼、その孤独さを共感はできないながらもまったり見つめつつ、「しかしロックな生き方って何なんだ?」とぼんやり思う、そんな一冊。

  • ぼくらのシリーズの石森信ちゃん(ちゃんというにはもう33才)のお話。不運な星の元に生まれてきたとしか思えない女の人を、死んじゃってから彼女という人に興味を持った信ちゃんがあちこちかぎまわる。ライはほんとにめちゃくちゃなやつ。それぐらい奔放に生きられるなら淋しくたって上等やんけと思うけど。ヤクザと堅気にこだわってしまう辺り、信ちゃんは根が堅気なんじゃないの?ホンモノのヤクザはそんなこと気づきもせんと極楽トンボしてるんちゃうか。音楽、やりたくなってしまうね。何のためとかそういうのじゃなくて食欲や性欲のように音楽欲ってものは私にもあると思う。'93

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