そして扉が閉ざされた (講談社文庫)

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著者 : 岡嶋二人
  • 講談社 (1990年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061848160

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  • クローズ・ド・サークルもののミステリー。
    推理小説が好きでいろいろと読んでいる人は、かなり面白く読める物語だと思う。
    閉じ込められた空間には四人の男女。
    彼らはみんなある女性の事故死に関わっているのでは?と疑われた人たち。
    自分が犯人ではないことは自分だけが知っている。
    だが、状況的には四人の中に犯人がいるとしか考えられない。
    自分たちはなぜ拉致されたのか?
    事故について自分たちは何を知っているのか?
    たどり着いた真相には驚かされた。
    構成、伏線の張り方、そして結末。
    どれも素晴らしく楽しめた。

    舞台向きに書かれたのでは?と思ってしまいそうな展開だった。
    回想シーンや冒頭部分に工夫をこらせば、そのまま舞台として演じることも可能な気がした。
    推理小説の基本的なルールというものがある。
    謎解きに必要なものはすべて読者に提示されなければならない。
    いきなりラスト近くに登場した人物が実は真犯人だった・・・などということはルール違反だと言えよう。
    この物語はそれらを含め、推理小説の王道をいく物語だと思う。
    かなり昔に書かれた物語だけれど、面白さは少しも目減りしていないと感じた物語だった。

  • こいつが犯人だろ。ってのは、結構簡単に分かってしまうのだが、まあ、そんなことはどうでも良くって面白い。

    もっとも、犯人予想は伏線があってそっから読み取れるってわけじゃなく、メタ的な予想だから話の出来が悪いってわけではない。

    ただ、なるほどなー、と思わせる部分もあるけれど、結構、予想できる範囲でのストーリー展開だけに満足感はあまりないかも。

    分量も多くないから気軽に読み解いていく。そんな軽い気持ちで読めてしまうのが良いところかもしれない。

  • 久しぶりの純本格ミステリ(島田さんの解説を読んでいると、僕のジャンル区分もだいぶ不安になりましたが)
    ミステリとしてだいぶ楽しめる作品でした。しかもとても読みやすかったです。
    まあ、だんだんと大まかな真実は分かりましたが、伏線には全然気づけませんでした。伏線の張り方がうまい!!

  • 閉鎖空間における推理プラス脱出もの。
    地下の核シェルターに閉じ込められた四人の男女、とはいえデスゲーム的な緊迫感を狙った話ではなくて、『十二人の怒れる男』のように登場人物たちの議論を追いつつ論理の冴えを楽しむことに狙いを定めた舞台設定。
    ややこしくて面倒くさい恋愛模様はあるものの、少しずつ真実に近づいていくロジックはミステリとして申し分なし。こんなに少ない登場人物、かぎられたシチュエーションでどんなオチが用意されているのか怖かったが、見事に意外なものだった。満足。

  • 核シェルターに閉じこめられた男女4人の脱出劇。
    閉ざされた空間での会話劇って、
    まるでお芝居を観てるみたいでワクワクします。

  • 岡嶋二人にしては、読みづらかったです。地下シェルターの中で特に大きな事件が起こることもなく、ひたすら過去の殺人事件の真相を追い求めるというのが……
    私は苦手です。でも、これが「本格」なのでしょうか。

  • 地下の核シェルターに監禁された4人が、命がけの推理合戦をする…という設定はとっても楽しいですが、もっと緊迫感が欲しかったな、と思います。
    徐々に明らかにされる事実、そして解決までの道筋はおもしろく、真相も納得でした。

  • 完全に閉鎖されたシェルターに閉じ込められた4人の男女。
    その中で彼らの共通の友人が死亡した真相が暴かれることになる。

    特に文章が稚拙なわけでも秀逸なわけでもなく、
    仕掛けられたトリックも凡庸。

    しかし、読みやすく、最後まで読ませるだけの勢いはある。

    登場人物の心情が薄っぺらくてリアリティにかけるのが、
    結局は作品の筋を嘘っぽくしている最大の原因であるように思えた。

    人にオススメできるレベルではないが、暇な人は読んでもいいかもしれない。

  • 主人公達の人物描写に無理がありすぎて・・・。

  • 密室に閉じ込められた男女4人の会話や様子から、別荘で起こった殺人事件の犯人が明らかになる様子を描いた小説。
    面白いけど、こまかいところはおいといてって感じは否めない
    70年代位の映像や音の質感でドラマ化されてたら見てみたい。

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