そして扉が閉ざされた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061848160

感想・レビュー・書評

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  • デスゲーム的なもの(密室の雰囲気でソウとか)を期待して読み始めてしまったのが間違い。
    正直いまいちだったなー、、

    話の展開やおちは、湊かなえ作品の「リなんとか(藤原竜也と戸田恵梨香主演の)」←記憶力がひどい を思い出した。

  • 2017.6.23読了 71冊目

  • 登場人物に対するストレスが無ければ4.5点。

  • 目が醒めるとそこには、3ヶ月前に集まった4人がいた。そこは完全に閉ざされた地下のシェルター。
    咲子という女の死因を事故死ではなく殺人だと思っている母親が、事件に関わりのある4人の男女を別荘の地下シェルターに閉じ込めてしまう。
    雄一、正忠、千鶴、鮎美の4人は、この空間で咲子の死を否が応でも振り返ることに。

    密室で仲間4人を疑う環境は、精神的に追い込まれる。それにしても4人のキャラクターは、灰汁が強くてちょっと苦手だった。特にすぐヒステリックになる千鶴。あの子好きじゃないわー。
    最後の推理は驚いたのと、あーー!がーん!って感じ。気持ちが行動に表れたせいだなぁ。

  •  作品解説:富豪の若き一人娘が不審な事故で死亡して三ヶ月、彼女の遊び仲間だった男女四人が、遺族の手で地価シェルターに閉じ込められた! なぜ? そもそもあの事故の真相は何だったのか? 四人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した意外極まる結末は? 極限状況の密室で謎を解明する異色傑作推理長編。

     異色でありながら本格という以外書くとネタバレになりそうなので書きませんが、限られた人物の中で、誰が犯人なのか? また、どのようにして殺したのか? 読み終わった後に「それはズルイ!」という方は少ないはずです。

  • あれ、この話、どこかで見たことがある…。
    車のトリック、知ってたかも。
    テレビドラマでやったかな?
    検索したけど出てこない。

    途中までは割と面白く読めたのに、
    鮎美が結構しつこいので誰が犯人で誰が庇ってて、
    誰が細工を…っていうのに気が付いて、
    そうなるとアリバイ工作もわかってしまった。
    私ごときが気がつくはずがないので、
    きっと以前どこかで見たのだと思う。

    でもそれが何なのかがわからないため、
    作品にはあまり関係のないモヤモヤ感が残った。

  • 切り口が新鮮で面白い

    不審な死を遂げた女性の死の真相を探り合うのですが
    実は犯人すらも自分が犯人だと気が付いていない
    故に、読み手としても騙されているわけではない

    でもちゃんと犯人はいた

    ただ、登場人物それぞれが少しずつ何か手を加えたことで
    真相がわからなくなってる、というような仕掛けでした

    真相は案外、なーんだそれだけかというくらい普通なのですが最後まで飽きずに読めました

  •  富豪の一人娘が事故死した3か月後、その遊び友だちだった男女4人が、遺族である母親によって、地下シェルターに閉じ込められる、という結構怖い設定。
     脱出を試みながら、4人が事故の事故の真相を推理するんだけど、まさに極限状態だな、と。
     事故の真相は意外だったけど、何か切なかった。
     てか、その4人の結末は切なかったけど、母親の結末は、何かちょっとうーん…て感じだったかな。

  • 結末は予想できなかった。

  • 結構ハチャメチャな展開をシリアスに書いてる感じ。
    とりあえずこういう、どんでん返し系好き。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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