新・寂庵説法 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061848658

感想・レビュー・書評

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  • 仏教では万物は流転すると教えます。この世のものはすべて、同じ状態に留まることなくうつろい変わっていくというのです。人間の細胞も、終始代わり続けています。
    私たちはこの世に生まれた以上、この苦の世界で、何によって苦が生まれるのか、その苦の生まれる原因をつきとめ、苦を克服して生きることに喜びを見だすことと積極的に生きることに幸福を見出すというのが、仏教に示された釈尊の教えであった。
    こんな苦しみに満ちた余のなkあに生まれてくるからこそ、生も苦だということになる。しかも仏教では、人間が一度死ねばそれで苦から放たれるのではなく、転生して、またしてもこの世に生まれ変わるという思想を持っている。それを輪廻と呼び、輪廻の恐れから解放され、ふたたびこの苦の世に生まれないことが解脱である、涅槃だという。

  • 読んだらストレス解消できます。いろいろ本を読んだことがありましたが、この本はほかの本と違って、内容は普通の人の話ではなく、いる女性のお坊さんが人のためになんでもやるって素晴らしいだと思います。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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