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この作品からのみんなの引用
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レイコさんは手をのばして僕の頭を撫でた。
「私たちみんないつかそんな風に死ぬのよ。私もあなたも」
― 252ページ -
・・・・・・人が誰かを理解するのはしかるべき時期が来たからであって、その誰かが相手に理解して欲しいと望んだからではない」
― 116ページ -
「ねえ、どうしてそんなにぼんやりしてるの? もういちど訊くけど」
「たぶん世界にまだうまく馴染めてないんだよ」と僕は少し考えてから言った。「ここがなんだか本当の世界じゃないような気がするんだ。人々も周りの風景もなんだか本当じゃないみたいに思える」
緑はカウンターに肩肘をついて僕の顔を見つめた。「ジム・モリソンの歌にたしかそういうのあったわよね」
「People are strange when you are a stranger」
「ピース」と緑は言った。
「ピース」と僕も言った。
― 44ページ
みんなの感想・レビュー・書評
(上・下のレビューをまとめて。)点描画のように描写の細かい小説でした。その時の空気の湿度から人々の服装、食べ物を食べる音まで。物語の情景をありありと想像できて、でも一方でそれは落ち着きどころのない登場人物たちの心の不安定さとすごく対照的でもあったり。映画はみていないけれど、静かな場面のひとつひとつで、ビートルズの曲がギターで聞こえてきそうな気がする作品でした。テーマの一つである生と死の描かれ方は、主人公にとって哀しくてやりきれないものがあったけれど、絶望よりも希望を感じさせるものだと思いました。
最後の最後でレイコさんとエッチしてて、「何だこりゃ?」と読んでる側が放り投げられた感じ。タダの"かわいそがり"の構ってちゃんが、エッチのお相手探しをしてる印象を持ってしまった。
村上春樹の小説は会話が面白い。
特に緑ってキャラクターの台詞には笑えた。ちょっと下品なので書かないけどw
死と生(性)がテーマなのかな。
ワタナベと直子の悲しい物語が終わった。
読みにくさと全編に亘る暗いトーンで、物語の世界になじめずに読了。
途中途中で挟まれる性描写も個人的には不要かと・・・
彼からゴリ推しされて借りて読んだ本。
読みやすいけど、文学としては評価できるけど、なぜこの作品が一世を風靡したのか理解に苦しみます…
コンテンツにおけるおもしろさが微塵も感じられませんでした。
わたしにはまだ早かったようです。
再読。
ワタナベお前、センチメンタルぶってやりたいようにやってるだけじゃねーの…
前読んだ時にはこんな風に感じたでしょうか…
なんでレイコさんともセックスしないといけないのかわからない。
直子が死んで、レイコさんとやって、で、次はミドリちゃんか?
…素直に内容を受け止められない。
でもミドリは可愛いと思う。
斉藤和義・月が昇れば横浜公演に向かう道中、電車か会場最寄り駅に着くと同時に読み終わった。
駅から会場までの道で見えた大きくて眩しすぎる満月とこの本のやるせなさとどうしようもなさ、初めて実際に聴く衝撃的な演奏とがすべて合わさって心がぐわんぐわんと揺さぶられたことは一生忘れないと思う。
うーん、これが名作なの? 文体は詩的で素敵ではあるけれど… なんだろうなぁ、出てくる女性すべてに共感できないというか。 あまりにあけっぴろげじゃないですか。性的なことに対して。時代的に、こういうのが進んだ女だったのかなぁ。 いま、ワタナベがハツミさんの部屋に来ているところだけど、ここまで来てまだ入り込めない。 最後まで読むつもりではあるけれど、たぶん好きにはなれない作品だと思う。... 続きを読む »
素直で大胆な緑が好き。繊細で上手く生きられない直子が好き。そんな2人を愛してるワタナベ君が好き。
失うことは悲しいこと、それでも人は生き続ける。みんなきっとそうなんだね。
文章の使い方が繊細で、読んでて感情の深いところに沈んでいくような感じでしたww
内容が難しく表現も理解不可能な所がちょくちょくあったけど、名作として知られるだけの満足度はありました↑↑
ただ、ラストの方は大方の人が賛同してくれると思うけど、意味分からんかったです(笑)
最後の緑の「どこにいるの?」の問いに、ふと「わからない」と呟いて、思わず涙を流してしまうほどに透き通った作品だった。こんなにもまっすぐ自分と向き合うことができるってある意味凄く幸せで、神聖で、超自然的で、それでいて激しく自分に訴えて来る孤独を感じる。生きることは死を育むことだとあったように、ひとつひとつを重ねていって死をもって完成となる人生を生きる、その人の歩みを描く作品のようだと感じた。 わからないこともあるけど、自分なりに生きる。ってことなのかなぁ。
本作がこんなに面白いなんて!そして、友人知人が話していたことの元ネタがいっぱい!世の中にハルキストっていっぱいいるんですね。ワタナベくんが親と同い年なのも衝撃。親の世代もこんなにヒップで青かった時代があるのだ、当たり前だけど。
一般には非常に評価されている本作だが、主人公と自分とでは育った時代背景、環境が違いすぎて、あまり共感できる部分がなかった。
話題の本はほぼ読まない! でも図書館で偶然目に留まったので、読んでみた。 ついに村上春樹という超メジャーな人の、しかも映画化されたという超ポピュラーな1冊を・・・!! 近年の作家さんの本を読んでもあまりピンと来なかったんだけど、この本は好きになった。 もっと早く読んでいればよかったかなぁと思うけど、本に出逢うのもタイミングが大事。今読んだからこそ心に残ったのかもしれない。 ... 続きを読む »
登場人物が急に(しかしそれが当然のように)自殺しまくるのでびっくりしたし、なんか呆れたというか…ずるいなって思いました。死ぬことも、死んでいった人たちも、そんなことを書く春樹も、ずるいと思いました。文章は面白かったので私は春樹好きになれるかなと思ったけど、うーん。確かにお洒落で、物哀しくて、"雰囲気はある"んだけど、それ以上でもそれ以下でもなかったように思います。
直子が死んでいるのが上巻の最初で分かっていたので、どのような死を告げるのかが気になるところでした。自殺だろうとは思っていたのですが、キズキと同じ死に方をするのではないかと思っていたので、そういう意味も含めて「ノルウェイの森」だったのかなと思いました。
後味は悪くないのですが、正直登場人物が死にすぎかなという印象です。そのわりには物語と死との関わりが浅い気がしました。
井戸に落ちるとなかなか這い上がれないみたい。
「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
っていう言葉が一番印象に残ったかな。
「私はもう終わってしまった人間なのよ。あなたの目の前にいるのはかつての私自身の残存記憶にすぎないのよ。私自身の中にあったいちばん大切なものはもうとっくの昔に死んでしまっていて、私はただその記憶に従って行動しているにすぎないのよ」
残存記憶のかけらをつむいでつむいで、紡ぎ続けたら・・・大切なものはかえってくるのでしょうか。

You-Tubeで映画を見てから読みました。
映画も引き込まれましたが…
本の方が、ディテールが良くわかり、納得できました。
緑にワタナベが惹かれていく過程とか…
レイコさんとの関係とか…。
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