- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061849457
感想・レビュー・書評
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クローズドサークル系特有の心理作戦、うまく書けていたと思う。置物がひとつなくなって次は誰が?誰が犯人?なんてドキドキしながらあっという間に読んでしまった1冊。
「そして誰かいなくなった」というタイトルにうなずけました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読む前に「アガサ・クリスティ著 そして誰もいなくなった」を一読されることを強く強くおすすめします! 面白さ✕²です! 私もその口でした。
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2016/08/13
オリ急やんけ! -
クリスティの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる内容に、気になって借りてみた。
千葉から沖縄までの豪華クルージングに集まったのは、男女5人にクルーの2人。豪華な造りのヨットに、ゲストの5人は大満足。しかし、その日のディナーの際に、おかしなアナウンスが流れる。集まった7人が、なんらかの罪に問うというものだった。おかしなアナウンスを気にせずにいた7人だったが、次の朝1人が遺体となって発見されて…
クリスティの誰もいなくなったをなぞらえるように、次々に乗客がいなくなっていく。
久々に夢中になったというか、私が好きな小説に出会ったかんじだった。クローズドサークル大好き!
話自体は、クリスティの小説と同じように進んでいく。疑心暗鬼になった乗客や疲弊しきった主人公。
が、終わってみると全然違った!確かに、「誰かいなくなった」なんだなと。
またクリスティの「誰もいなくなった」読み返そうかな。
2016.4.10 読了 -
※再読
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友人に勧められて読みました。が、展開はどこか「最後のオチ」に向けて消化されている感じ。緊張感があまり感じられず、だらだらしているように思いました。
ストーリーはクリスティの名作のパロディらしく、最後に一人の女性が残ります。
そのあたりからは俄然盛り上がりますが、この展開なら当然といえば当然です。
そして、怒号の解決編…ですが、「うーん」。なんとなく、「こういう犯人もありうるかな」、と想像したうちの一つでしたし、何より、クリスティを知っている人ならちょっと抵抗あるかもしれません。 -
米澤穂信の100冊その38:先に「原点」を読んでいるからこその楽しみ。