十角館の殺人 (講談社文庫)

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  • 762レビュー
著者 : 綾辻行人
  • 講談社 (1991年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849792

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十角館の殺人 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • H29.06.20 読了。

    やたら小説レビューサイトでおすすめされていたので図書館にて借りてみた。

    どんでん返しがすごい!
    …のか?

    多分、発表・発売当時は斬新だったのかもしれない。
    しかし、小学生の時に漫画やアニメで「名探偵コナン」、「金田一少年の事件簿」などの探偵モノの作品に触れてきていたからか、斬新には感じなかった。

    まぁ、時系列的にも、コナン、金田一の方が後発だから、より複雑で意外性のある事件になってはいくのは自然な流れだし、しょうがないのかもしれない。

    期待して読んでいた分、がっかりな作品。

  • 引き込まれた。最後の種明かしが巧みである。26歳の時に執筆した作品であることを後書きで知り、これまた驚愕。
    最初に、ちょっと臭うな…と疑った人物が犯人であることが最後に分かり、ちょっと嬉しかった。(その時点ではほぼ勘に近いものであったが…笑)
    物語に散りばめられた源氏物語や古今和歌集などのエピソードが興味深かった。

  • ミステリーの王道行ってるね。そこまで衝撃は受けなかったけど、一気読みしてしまった。(^o^)/

  • 積読で暫く置いてあったのを、やっと読んだ。
    とても面白く、最後にズドンとやられた感が良かった。

  • 【軽いネタバレ有】この時代の本格派の分類される作品は、個人的に得意な文体ではないことが多いので、読みづらいことが多いんだけども、比較的大丈夫だった。その上でトリックそのものはしばらくわからなかった。勘違いをさせることが目的であったとしても、ピンと来ない人には意味のないものだし、場合によっては継承されたと考える(これもひとつのミスリードなのかもしれないが)こともできてしまうのが、なんとなく消化不良。ただ全貌をしった上で何が一番もっともかと言われたら、今回のやり方ということになるんだろうなぁと思う。

  • 様々なところで評価されている本作、いつか読まなければと思いつつようやく読了。読み始めたらあっという間だった。
    本格ミステリーの衰退?が叫ばれて久しいが、本作に本格ミステリーの未来を感じた人が多いのは納得。いくつかのミスリードが最終的に合致していく様は、少年時代にワクワクしながら読んでいた「推理小説」を思い出させてくれた。小説ならではのミスリードが見事!

  • 推理小説の中でもかなり好き

  • そして誰もいなくなったを思い出させるどこか懐かしい感じのする推理小説でした。
    復讐のための連続殺人の物語だったが最終的には復讐の虚しさを感じさせる話でした。

  • テレビで勧められていたのを見て読んだ作品。
    大どんでん返しがある、とは聞いていたけれど本当に思ってもみなかったところでひっくり返されたので「えぇー!?」と叫びそうになった。
    家だったら叫んでた。
    おもしろい。

  • さて島田氏の御手洗シリーズで本格ミステリに開眼した私は同傾向の作品を読もうと各ガイドブックなどに手を伸ばすようになったり、『このミス』などランキング本を読み漁ったりするのだが、その中で「新本格」という単語に行き当たった。
    色々調べてみると、松本清張以後、本格冬の時代と云われていた日本ミステリシーンにかつてのガチガチの本格ミステリを復興させようという動きを新本格といい、なにも今までにない斬新な本格という意味ではなかった。そしてそのムーヴメントの中心にいる人物こそがなんと島田氏その人だというのだから、これは何がなんでも読まなければならぬとそこに名を挙げられていた綾辻氏、歌野氏、法月氏、我孫子氏4氏の諸作を本屋で探し、一気に買い込んだ。
    そしてまずは綾辻氏の本書から手を付けることになった。既に私が本作を買ったときには既に『迷路館の殺人』まで文庫は出ており、しかも「綾辻以前綾辻以後」なる形容詞まで付いているのにはびっくりした。

    で、そんな前情報が期待を膨らましつつ、開巻したところ、実はお互いをあだ名で呼び合う登場人物たちにドン引き・・・。しかも彼らのあだ名が全て海外古典本格ミステリの大家のファーストネームで、いかにもミステリマニアが書きましたというテイストに、うわぁ、これ読めるのかなぁとすごく心配したが、物語が進むにつれて慣れてきた。
    探偵役として現れた島田潔の名前にニヤリとしつつ、奇想の建築家中村青司が設計したというわりには十角館って普通の建物だよなぁなどと思いつつ、読み進めていった。

    そして私も驚きましたよ、あの一行に。まさに時間が止まり、「えっ!?」という思いと共に足元が崩れる思いがした。しかもあの一行が目に飛び込んでくる絶妙なページ構成にも唸った。一行に唸ったのは星新一の「鍵」以来だった。
    実は犯人はすぐに解った。だから答え合せしたくて早く解決シーンに進みたくて、忸怩しながら読んでいたが、この一行で自分の甘さに気づかされた。というよりも犯人が解ってなお、これほどの驚嘆を読者に与える作品というのがあるのかと心底感心したのだ。そしてまだまだミステリの奥は深い、確かにこれは「新」本格だ、などとミステリをさほど読んでいないのに一人悦に浸っていた。

    今でも読み継がれ、新しい読者に驚きをもたらしている本書は歴史に残る傑作といえよう。こうして綾辻氏の名はこの1作で私の脳裏に深く刻まれることになった。

  • 有名な作品である事は知っていたが何故か手にしていなかった館シリーズ。今更シリーズものに手を出すのもなぁ〜、なんて思わず読んで良かった!だんだん愛着が湧いてきた人物がどんどんいなくなってしまうこの無情さに頁をめくる手が止まらなかった。これぞ読書の醍醐味ってやつかしらん。こりゃ次の作品も読まねば。

  • ミステリーとはかくあるべき、とでもいうような
    正統派なミステリーだと思いました

    それほど複雑ではないし
    本土と島のそれぞれの出来事が交互に描写され
    少しずつ明らかになっていく事実が
    なんとなく犯人を浮かび上がらせていくような感じです

    ただ、最初から島にいた人物が犯人、というのは
    予想しやすいのでそれほどの驚きはなかったというのが
    正直なところです。

    守須=モーリスという想像をしてしまい
    実際彼のニックネームが明かされたときに
    ミスリードの意味もあった名づけ方なのだなと思いました

    他の館シリーズも読んでみたいなと
    思わせてくれる作品でした

  • 新本格ブームの到来を告げる一冊。
    初めて読んだときは、古典ミステリマニア向けの小説家だと思ったが、その後ミステリの基礎知識を得てから読み返すとミステリ愛と謎と驚きに満ちた傑作であることに気付いた。これほど多くの人に愛されるミステリはそう多く無い筈だ。

  • 久しぶりに再読。細かく考えられているミステリー。孤島に建てられた十角館にミステリ研究会が滞在し、次々とメンバーが殺されていく。一回読んだはずなのにまた騙されました笑 叙述トリックはだから好きなんだなあ。

  • 2016年1月26日再読。
    2016年41冊目。

  • 2015/11/22 読了。
    感想は再考後にてじっくり

  • 新装版がでているようで、レビューに「例の一文」とあるが、どの文のことだろうか気になります。旧にはないのか?

    おもしろかった。アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」の方を先に読んでおいてよかった。作品のいたるところにオマージュみたいなものがあって、作者はいろいろな推理小説を読んでいるんだなーと思った。
    江南(かわみなみ)はコナンでいいでしょと思った。あだ名でもドイルで呼ばれるより、コナンの方だわー。

    読み応えもあるし、話題になってるだけあって続きが気になって、一気に読み進めたくなる。読み終わって、興奮から醒めてみると、最初からあの人しかいないよなーってなった。でもこれ、本当に実行できるトリックだったのかなー。

  • 綾辻行人のデビュー作というか、デビュー前の作というか。ネット上では非常に評判の良いミステリ。

    孤島に建つ密室で起きる連続殺人を解こうとする、被害者でもあるミステリ同好会の7人。そこにお誂えの建物主とその周りの心中事件が絡み、死者からの手紙が届くという、非常にクラシカルな謎解きミステリである。

    中村青司に中村紅次郎 (青と赤)、謎の建物、ミステリ好きが集うとなると、中井英夫の「虚無への供物」を思い出して、若干嫌な予感もするが、あちらほど知識をひけらかして、メインストーリーが霞むということもないので安心できる。

    また、外界から離れた密室ミステリ(リゾートミステリ)に多い、内部の構造や位置関係、死角だのをコテコテといじる話かともおもいきや、別視点で島田、江南(コナン)、守須(モーリス)の3人によるストーリーが展開するため、密室ミステリにありがちな、異様な閉塞感も感じずに気楽に読むことができる。

    凝った殺人に対して、動機が弱い感があったり、横溝作品などに比べると、見立ての意味が中途半端であったりするが、全体には面白く読めるので、☆4かなあと思う。

    しかし作品全体で鼻につく、登場人物の各ニックネームが、ファーストネームとファミリーネームの混在であるところが異様に気になったので、星を1つ減らす。

  • 久々に再読した。ここに登録してなかったとは。改めてレビューを。
    アガサ・クリスティーの名著「そして誰もいなくなった」への挑戦ともいえるこの作品は、遺体の一部切断の理由、毒殺の方法、足跡の問題などのミステリにおける魅力的な題材がふんだんに盛り込まれていて、それだけで充分お腹いっぱいになれる。しかし、そんな中でも大きな魅力は、何と言っても鮮やかな叙述トリックだと個人的に思う。たった一言で真実が明らかになったときの衝撃と、それに伴うカタルシスは、この系統の作品の中でも群を抜いていると思う。
    実写、アニメ、マンガなど、創作した物語を表現する方法は複数あり、最近はメディアミックスとして複数の媒体で展開することが多い。この作品はそれに逆行するように、小説というコンテンツにしか表現出来ない「面白さ」が体現されている。そうした小説という表現形態の唯一無二性を初めて教えてくれた、思い出の作品である。
    解説の鮎川哲也氏が言っているように、本格モノ、特に叙述トリックを用いた技巧を凝らすのならば、作者は読者に対してフェアであるべきだと個人的に思っている。改めて読み返してみると、アンフェアだと言われかねない際どいシーンはあるけども、この作品は常にフェアであることを意識して書かれているのがひしひし伝わる。読者のミスリードを誘いつつも、不自然にならない程度に真実と齟齬しない表現をするといった、その匙加減が叙述トリックの難しいところだと思うけども、この作品は登場人物の心理描写が巧妙で、それにより読者に対しての公平さが担保されている、素晴らしい作品だと思う。
    この作品に続く館シリーズは学生時代に全て読んだのだけど、またいつか読み返したい。

  • 悔しいな。見事に騙された。友達に是非読んで欲しいと言われたミステリ小説。初綾辻行人です。叙述トリックらしいと聞いていたから、騙されないように慎重に読んでいたはずなのに、それでもネタ明かしで「えええ!お前?!」と声を上げてしまった。ミステリの醍醐味とはいえ、こう綺麗にダマされると悔しい。差書は、キャラクタが捉えられなくて苦労したけれど、すぐに馴染みました。

    十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島。その館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上したその島の青屋敷で焼死したという。1年後、大学ミステリ研の七人が1周間の旅行に十角館を訪れた。恐ろしい罠が待っているとも知らず…。

  • この装丁じゃなきゃ買ってなかったかも。

  • 2015年、31冊目は、綾辻行人のデビュー作。

    あらすじ:大学のミステリ研究会の精鋭七人は春休みを利用し、十角形の館が建つ孤島を訪れる。そこは半年前、四重殺人が起きた島だった。そこで、七人を待ち受けていたのは連続殺人の予告であった。一方、島での出来事と平行し、本土では半年前の四重殺人の主犯で、焼死した人物からの手紙が、元研究会の仲間の元へ届く。彼は半年前の事件の調査を独自に進めていくのだった。そして、島で犯人の目論見が完了した時、本土では……。

    久々の長編ミステリー。二晩読了(二晩目はかなり、ムリしたが、止まらなかった)。そしてやってくる、どんでん返し!「えっ?えぇぇぇ……!」となりました。まさか、そんな……。おかげか、種明かしは意外にアッサリと感じられた。

    さらに、コレが20代でのデビュー作というのも、もう一つの驚き。

    ネタバレにしたくないので、多くは語り(れ)ませんが、プロローグは軽く読み飛ばさないでください。

    文句ナシの★★★★☆評価。ミステリーが読みたくなったら、「館シリーズ」チョット気にしてみようかな?!

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十角館の殺人 (講談社文庫)の作品紹介

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新鋭のデビュー作品。

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