十角館の殺人 (講談社文庫 あ 52-1)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061849792

感想・レビュー・書評

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  • なんというか、、これぞミステリという作品
    長く愛される作品なのが納得。
    途中まで一緒に犯人をさがしてほしい
    そして最後まで読み進めてほしい。
    ずっとドキドキしたまま読める作品です。

  • 初めて読んだ時の衝撃
    クリスティの「そして誰もいなくなった」よりも遥かに上回った
    最初に読んだのはもう20年以上前、その後何回読んだかなぁ

  • パズル小説として面白い。動機を引き出すまでの経過にちょっと弱さを感じたけど。あと大学生の風俗に時代があらわれている。懐かしい。

  • 前評判がとても高くハードルが上がってしまったため辛口な採点となった。推理小説には疎いがこれほど過酷なジャンルもないと改めて感じた。敢えてその茨の道を歩むミステリー作家達には最大の敬意とエールを送りたい。

  • 引き込まれた。最後の種明かしが巧みである。26歳の時に執筆した作品であることを後書きで知り、これまた驚愕。
    最初に、ちょっと臭うな…と疑った人物が犯人であることが最後に分かり、ちょっと嬉しかった。(その時点ではほぼ勘に近いものであったが…笑)
    物語に散りばめられた源氏物語や古今和歌集などのエピソードが興味深かった。

  • 積読で暫く置いてあったのを、やっと読んだ。
    とても面白く、最後にズドンとやられた感が良かった。

  • 久しぶりに再読。細かく考えられているミステリー。孤島に建てられた十角館にミステリ研究会が滞在し、次々とメンバーが殺されていく。一回読んだはずなのにまた騙されました笑 叙述トリックはだから好きなんだなあ。

  • 綾辻行人のデビュー作というか、デビュー前の作というか。ネット上では非常に評判の良いミステリ。

    孤島に建つ密室で起きる連続殺人を解こうとする、被害者でもあるミステリ同好会の7人。そこにお誂えの建物主とその周りの心中事件が絡み、死者からの手紙が届くという、非常にクラシカルな謎解きミステリである。

    中村青司に中村紅次郎 (青と赤)、謎の建物、ミステリ好きが集うとなると、中井英夫の「虚無への供物」を思い出して、若干嫌な予感もするが、あちらほど知識をひけらかして、メインストーリーが霞むということもないので安心できる。

    また、外界から離れた密室ミステリ(リゾートミステリ)に多い、内部の構造や位置関係、死角だのをコテコテといじる話かともおもいきや、別視点で島田、江南(コナン)、守須(モーリス)の3人によるストーリーが展開するため、密室ミステリにありがちな、異様な閉塞感も感じずに気楽に読むことができる。

    凝った殺人に対して、動機が弱い感があったり、横溝作品などに比べると、見立ての意味が中途半端であったりするが、全体には面白く読めるので、☆4かなあと思う。

    しかし作品全体で鼻につく、登場人物の各ニックネームが、ファーストネームとファミリーネームの混在であるところが異様に気になったので、星を1つ減らす。

  • 評判の高い本書。評判どおりに面白い。

    読んでる間ミスリードの連続、こいつが犯人かと思いきや
    こいつか?えぇ!この人が!!!
    と。言う具合にとてつもなく楽しめた。
    改訂版も読んでみたくなった。

  • 面白く読めたんだけど、いろいろと無理がありすぎなのがちょっと。
    不可能ではないとは思うんだけど。
    やっぱ無理だよ。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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