下天は夢か(四) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850613

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  • 言わずと知れた戦国の英雄、織田信長を題材とした小説。
    その彼の生涯と取り巻く歴史を単なる英雄物語ではなく、リアルに、質実剛健に描こうとする筆者の意思が感じられる作品。信長の世界飛躍への夢の名残を残して、物語は幕を閉じる。

    全体としての出来はそれなりだとは思うのだけど、なにかもう一つ物足りない感じも覚える。筆者の物語を織りなすペースが、読者の盛り上がりのリズムとシンクロしにくいものなのかもしれない。

  • 長篠〜本能寺 「是非に及ばず」

  • 終わり

  • 二度目。何度読んでも信長には興味尽きない。
    本能寺が無ければ、日本はどう進んでいたんだろう。
    あの時代の武器の差からして、北京ぐらい迄は行ってるでしょうか?
    いやいや、冷徹合理主義信長のこと、そんな馬鹿な事はしないでしょう。

  • (1992.12.31読了)(1992.08.05購入)
    (「BOOK」データベースより)
    天下政権を打ち立ててきた、比類ない明晰な男は、新しい世を開いた生ける神、不気味な独裁者としての一面も現わしてくる。最強の敵石山本願寺を征服して、日本全土を支配する「夢」の実現を目前に、予期せぬ奇襲を受けて、本能寺に自刃した信長。勇将織田信長の人間像を確立した、歴史大作完結。

    ☆津本陽さんの本(既読)
    「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15
    「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15

  • 天下政権を打ち立ててきた、比類ない明晰な男は、新しい世を開いた生ける神、不気味な独裁者としての一面も現わしてくる。最強の敵石山本願寺を征服して、日本全土を支配する「夢」の実現を目前に、予期せぬ奇襲を受けて、本能寺に自刃した信長。勇将織田信長の人間像を確立した、歴史大作完結。

  • 和歌山などを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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