小説十八史略(四) (講談社文庫)

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著者 : 陳舜臣
  • 講談社 (1992年4月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851252

小説十八史略(四) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  三国志の時代の逸話は懐かしいものもあれば、吉川三国志に登場しない話も。関羽が今一つ知恵に欠ける存在だったり、赤壁の戦いがほとんど周瑜の戦いであったり、これが事実に近いのだろう!呉の呂蒙に対して魯粛が「呉下の旧阿蒙に非ず」、「男たるものは三日も会わねば刮目すべき」のやり取りはここだったのだ!孟獲が7度降伏したという逸話が知恵の人・孟獲と孔明の間の八百長だったとの解釈は目から鱗!面白い!!確かにそのようの宋・斉・梁・陳、そして北朝は北斉の滅亡と北周による統一、隋に至るまでの、酒と美女に溺れる乱脈の数々。そして美女皇后たちも醜い姿。この繰り返しには呆れかえる。これが南朝の六朝文化、北魏での仏教文化など華やかな成果の陰の部分としての現実だったのだ。そして統一後の隋の煬帝もまた…。いよいよ唐の登場である。

  • もー五胡十六国時代いい加減にして!!!と思いながら読み終えた。隋が出てきたときにはホッとしたけど、隋も二代で滅んでた。遣隋使のお手紙のエピソードがあるから日本では有名なだけで、諸外国では隋も、どマイナーな王朝だったりするのかな?

  • 魏蜀呉の三国志から五胡十六国までの歴史である。

    三国志は横山光輝のマンガを読んでからだとわかりやすい。
    と同時に本書とマンガで若干の違いがある。
    歴史は複数の文献を参照した方が良いということに実感できる。

    五胡十六国は高校時代の世界史の授業でも混乱したが、やっぱり複雑。。。
    同時期にいろいろな国が乱立し、各々が独立的ではなく複合的に建国しては滅亡しの繰り返し。

  • 中国通史はこの人が1番!

  • 2015/7/30百足さんから借りた。

  • 【資料ID】140780
    【分類】913.6/C47/4

  • 三国志の時代が半分ほどを占めますが、記述は簡潔です。それでもやっぱり孔明の死は時代の終わりを感じさせますね。
    三国志以後は隋の統一までの歴史が描かれていますが、三国を統一した晋も安定に欠き、帝位を巡る八王の乱を経て五胡十六国、南北朝時代へと移っていきます。分裂した上に短命な王朝、暗君続出です。
    主要な人物に絞って簡潔に記してありますが、それでも非常にややこしいですね。

  • 豪雪にまみれ、雪かきやら何やらで忙殺されて疲労も Max に近い中、何とか読了したのが古代中国史の中でももっともゴチャゴチャしていて何が何やらわからない時代のお話・・・・・。  学生時代もちんぷんかんぷんだったけど、せっかくの今回の読書も己の生存のための格闘の中では字面を追って終わりというのに近い状態でほとんど身につくことなし・・・・・(涙)  でもまあ、せっかく読了したので記録ぐらいはちゃんと残しておこうと思います。

    この第4巻がカバーしているのは、三国志の時代から、司馬炎の晋、さらには五胡十六国というゴチャゴチャしていてどうしても記憶に残らない乱世を経て迎えた南北朝時代、そして最終的には隋により南北が統一されるまでです。  馴染みのある三国志時代まではかなり楽しく読むことができたんだけど、そこから先は正直ちょっぴり苦痛な読書となりました。

    と言うのも入り乱れる民族の数だけは増えるんだけど、建っては滅びる大小さまざまな王国に個性みたいなものがまったく感じられないんですよ。  生まれては消えていく王国はそれぞれ出自こそ違えども、どれもこれもが似たりよったりの興亡の経緯を見せるうえに、滅びる時にその原因となる出来事も似たりよったり・・・・・。  このこと即ち記憶に残らないということとも同義なわけで、連日の雪かき作業で疲労困憊している身には誰が誰やら、何が何やらという感じです。  結果、印象に残るのは「よくもまあこれだけ多くの覇者が生まれては消えていったもんだ」ということと、「ホント、中国人っていうのは激しいわねぇ・・・・」ということぐらい ^^;

    あっちも短命ならこっちも短命。  あっちでも皆殺しがあればこっちでも皆殺しという感じで、まあそれが「乱世」というものなのかもしれないけれど、「和を以って尊しとなす」という精神文化の国に生まれ育った KiKi には唖然とするしかないような物語の連続です。  



    今回の読書で KiKi が一番感じたこと。  それはあの我が大和の国の聖徳太子様が、十七条憲法の第一条で「和を以って尊しとなす」と定められた背景にはこの古代中国の歴史の影響があるのではないかなぁ・・・・・ということです。  聖徳太子様と言えば当時のインテリ中のインテリですから、恐らく大陸の事情にもそんじょそこらの日本人よりは(ついでに今の KiKi よりは)遥かに詳しかったのではないかと思うんですよね。  しかも当時の日本は百済とか高句麗と親交があったし、この物語の最後で登場する隋にはあの小野妹子さんを派遣したりもしているわけで、当然のことながら彼の国の事情にはかなり精通していたと考えられるわけですよ。

    せっかく王朝が建っても乱世続きで、挙句何かあると自分の立場を守るために反対勢力を皆殺しという長~い年月を送った古代中国の様子はある意味では強烈な反面教師だったのではないかと・・・・・。  弱肉強食が世の習いとは言えども、あれじゃあ国力は増さないうえに百害あって一利なし・・・・・まして我が大和政権はまだまだ黎明期。  あれと同じ轍を踏んではならじ・・・・・と思われたのではないかしら。

    おかげさまをもって21世紀を生きる KiKi までにもその「和を以って尊しとなす」という精神が確実に息づいていて、この時代の中国史を、こういう歴史を辿った民族性を「激しい」と感じるようになっている・・・・・そんな気がしました。 

    さてようやく同じ中国史の中でも KiKi が苦手意識を持たない時代に突入してきました。  そして残すところ2巻です。

  • 4巻しか読んでない。

  • owner:Koga

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