証拠死体 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061851887

感想・レビュー・書評

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  • 2001.4.21 読了

  • こちらも再読のはずだが前回読んだのは何年も前の話なので登場人物すらもシリーズ通してかなりの回数出てくる人くらいしか覚えていない^_^;
    タイトル見ただけではスカーペッタが亡くなったベリルの死体から色々証拠を見出して犯人を追い詰めるのかと思いきや、前回と変わらず事件に巻き込まれていくだけ(笑)巻き込まれたあげくに危険な目に遭ってマリーノに助けられるのがパターン化するのだろうか?(笑)
    今回は目下のところ私のお気に入りのルーシーの出番がなくて残念(´・ω・`)

  • 前作より刑事との関係がこなれてきたせいか、
    イライラ感が少し減って良かった。

    でも、2作目で昔の男を出してしまうとはなー。
    早すぎませんか。
    しかも自分の男性関係者をまた疑う羽目になるとは。

    事件のカギを握るJPと、犬の名前をきっかけに
    打ち解けられる場面は素敵。

  • 長い。なんであいつが犯人なんだろう。

  • 検屍官シリーズ初読み。
    小説家ベリルの死体を検屍したケイ・スカーペッタは、ひょんなことで昔の恋人マークに再会する。関係者が続いて死に、ベリルのストーカーもまだ判明しないなか、ケイは事件に巻き込まれていってしまうのだが、その端々でマークがケイに接触をはかってくる。
    偏執的な犯人、疑惑の元恋人、ベリルが隠した原稿。ケイは謎の渦中に踏み込んでゆく。

    まー!ケイが言うこと聞かずに単独行動して危険な目に遭うのが、イライラしますね!おとなしくしなよ!警察捜査しろよ!検屍官の仕事なのかそれはー!
    ってかんじでした。
    うーん、あまり好みでは、なかったかな…

  • いやあ面白いわ! 翻訳ものにはまりそう。
    前作「検屍官」では専門的で、また異国情緒たっぷりなのが、海外ドラマを連想させるほど映像的だったけれど、同時に文化の違いと専門性に少し読むのが大変だった(もちろん専門性は大歓迎なんだけど)。でも今回は万国共通の色んな関係をあたっていくような、王道もので、そしてじっくりと進むのが楽しいのなんのって! 専門性がさがったのも読書スピードに拍車をかけた(けど専門性はやっぱり大歓迎よ)。
    徐々に革新へと触れていく描写やスピードが飽きさせず、緊迫感を生み、本に魅了されてしまった。あの人がああだったとは、という勝手な予想は外れたけれど、そこも楽しいじゃない。
    ということで引き続き続きを読みます。

  • 検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ2作目。
    前作『検屍官』よりは良かったかなぁ、と。

    まぁ、ちょいちょい気になることはあるのですが
    もうちょっとシリーズを読んでみようかと思います。
    この人の作品はそんなに力を入れなくても、
    時間がかからず読めるので、時間をもてあます時には
    ちょうど良いぐらいの読後感です。

  • パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズ。相変わらず読みやすい。
    女流作家殺人事件の真相を追う。ちょっと犯人が推理しにくい。。こじつけ的な要素もあるがでも楽しめる。

  • 検視官ケイ・スカーペッタが活躍するシリーズ第2弾。
    結構昔に書かれたものですが、読みごたえバッチリ。

    伏線がたくさん張られていて、あれ~?!そうきたか!な結末で、今回も楽しませてもらいました。

  • 美人の売れっ子作家ベリル・マディソンが殺された。
    死体に残った傷痕は、襲ってくる犯人に彼女が必死に抵抗し、
    命乞いをしながら死んでいったことを物語っていた。
    彼女の部屋から発見された二通の手紙からは、
    謎の脅迫者に怯える彼女の様子が読み取れた。
    彼女はなぜ、追い詰められた精神状態にありながら、
    やってきた犯人のために、無防備にもドアを開けたのか、
    そして何よりもまず、なぜ殺されなければならなかったのか。
    バージニアの検屍局長であるケイ・スカーペッタと
    警部補のマリーノが捜査を進めていくと、
    ケイの元恋人であるマークや、有名作家のハーパー、
    ベリルの後見人を務める悪徳弁護士スパラチーノ、
    自動車洗車場の従業員アル・ハントなどが
    事件に複雑に関わっていることが判明し、
    様々な人間の思惑の中で、ケイは翻弄されていく――。

    検屍官ケイ・スカーペッタが主人公となるシリーズの第2弾。
    原題「Body of Evidence」。

    デビュー作「検屍官」では、持っている知識をフル活用し、
    作品に圧倒的な説得力を持たせることに成功した著者が、
    シリーズ化をはっきり意識して書き上げた作品、という印象。

    コンピュータや法医学についての専門的な話は少なくなり、
    それ以外の、ストーリー構成などに重心が移され、
    より“小説”らしい作品という趣が強くなった。

    登場人物たち、特にケイとマリーノの2人の
    キャラクターが非常にしっかりしているので、
    ストーリーの運びがとても自然で受け入れやすい。

    また、抑制の利いた文章が相変わらず上品で良い。
    展開自体がそもそも適度にオフビートではあるのだが、
    よりオフビートに感じさせる効果を文章が担っていると思う。

    夜を徹して一気に読み終えたくなるような、
    強烈なインパクトを持った作品ではないが、
    途中で読むのをやめたくなる瞬間はまったくない。
    もしかすると、“小説の力”を持った作品というのは
    こういう小説のことを言うかもしれない、と思った。
    この後の作品も定期的に読んでいきたい。

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著者プロフィール

マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった。他に、『スズメバチの巣』『サザンクロス』『女性署長ハマー』、『捜査官ガラーノ』シリーズなど。

「2015年 『標的(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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