人形館の殺人 (講談社文庫)

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著者 : 綾辻行人
制作 : 太田 忠司 
  • 講談社 (1993年5月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853881

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人形館の殺人 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  •  このシリーズは、今まで三人称の文章でしたけど、今回は一人称です。
     それだけで、だいぶ雰囲気の違う作品に感じる。

     それにしても綾辻さん、いろんな仕掛けをぶっ込んで来るなぁ。

  • 今までの館シリーズとは少し違ったテイストになっています。今回も見事に騙されました。絶対犯人はあの人だと思ったのに。単純な私は、綾辻さんの仕掛けたミスリードに乗せられてしまいました。(綾辻さんはミスリードを仕掛けたつもりはないのかもしれないけれど)今回はちょい役だったけど、やっぱり島田さん好きだなあ。

  • 館シリーズ4作め。
    殺される人数はそれほど多くないけれど今までで一番怖かった。
    謎解き部分を読んだあたりから読み終わった今も自分がトランス状態になっているような気がして落ち着かない。
    のめり込み過ぎかな。

  • 館シリーズ第4作だが、もっとも賛否両論分かれるのが本書だろう。結論から云えば、上の☆評価が示すように私は否の立場。今まで、特に個人的に好きな『迷路館~』の後ということもあり、期待が過大になったこともあろうが、読後の裏切られた感じは作者の企みに理解を示すものの、完全には払拭できなかった。特に当時は本格ミステリはかくあるべし!というような狭量な視野しか持っていなかったのでなおさらアンフェアと感じたように思う。しかし作中人物の手記という体裁を整えているが故の仕掛けだと寛容に認めている点から、もしミステリを数こなした今再読すれば、この評価もあるいは、と思ったりもするが。
    もともと日本家屋を舞台にしているというのも館シリーズでは異色の存在である(と思っていたら、よくよく調べてみるとそこにある別館の洋館が本書のタイトルとなっている人形館だった)。そこに住まうのが飛竜想一という作家で、なんとも情緒不安定な人物である。彼の手記によって進む物語は終始陰鬱で(まあ、館シリーズ自体、トーンが暗いのではあるが、本書はさらに輪をかけて暗く重い)、読書も思うように進まなかった記憶がある。彼の身の回りに起きる不可解な出来事と連続殺人が事件であり、精神的に追い詰められた彼が島田潔に助けを求めるというのがあらすじ。

    このように改めて本書の内容を思い起こしてみると、なるほど綾辻氏はあの仕掛けを成立するために伏線を張っていたことは解る。作者の仕掛けるどんでん返しとそれに呼応して読者が得られるカタルシスは同等ではなく、双方の価値観が合意に達した時、初めて成立する物だというのが本書では新たに抱いた感慨だ。恐らく作者は新本格の旗手としてさらにその名を確固たる物にすべく、クリスティーのあの有名作が当時の斯界に投げかけた衝撃を与えんと思っていたに違いない。実際新書版のあとがきでは読者の反応を期待半分、不安半分で楽しみしているといった旨の記述があるくらいだから、この推測は的外れではないだろう。

    しかし結果的にはネット上に上げられている世間一般の感想と各書評子の評価から見て、作者の期待に反する物に終ったと云える。
    まあ、館シリーズに咲いた仇花として残る作品だと云えよう。

  • 館シリーズの4作目!

    今までの館シリーズが伏線となっている様な気がします。


    解説でも語られていますが、館シリーズは建物の描写を読めば読む程、その館に引き込まれる。
    ある意味、中村青司の呪いかも!

  • 飛龍想一は、育ててくれた叔母とともに父の館である"人形館"に戻ることに。その館は中村青司の作ったものであるという噂もあった。突然、想一のもとに脅迫のような手紙がくる。誰が書いたものなのか?「罪を思い出せ」という言葉に含まれた意味とは?

    とても久しぶりの再読。主人公が犯した罪というのは覚えていたけれど犯人はわからなかった。主人公が想一というのがこれまでの館シリーズになかったパターンなのは、そういうことなんですね。ずるい感じもするけど、騙されたのは騙されました。

  • これまでの館シリーズとは異なる終わり方。今後の展開も気になる。

  • 館シリーズの第四作。
    う〜む、これまでの三作とは趣向の違う切り口だった。全編を通して主人公・飛龍想一の一人称で綴られる物語は、新鮮ささえ感じさせる文章。これまでの館シリーズとは異なる事件の経過も、ワクワク感を増幅させる。

    登場人物も適度な数で、読みやすくもあった。途中「こいつが犯人だろ!」と予想するもハズレ・・・。

    予想が裏切られたわけだけど、しかしなぁ、この裏切られ方がなぁ、自分の好みじゃないんだよなぁ。アンフェアとは言わないけど、う〜ん、どうなのかなぁ。これ、ギリギリセーフ?
    微妙なとこだけど、自分は「この手の真相」は好きじゃない。
    途中、けっこうワクワクしながら読んだだけに、最後まで読んで「あ〜、そうですか・・・」って拍子抜け感もあり、残念・・・。

    ☆3個

    背表紙〜
    亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した!邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では通り魔殺人が続発する。やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る!名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組み合わせが生む館シリーズ最大の戦慄。

    館シリーズは刊行順に読んでるけど、最大の戦慄ねぇ・・・。自分的には今のところ十角館だけどなぁ。
    一人称で書かれてるのは新鮮に感じたし、途中のワクワク感も充分な水準レベルだけど、う〜ん、やっぱり真相が好みじゃないんだよなぁ。

  • 館シリーズの4作目、今度はどんなトリックが隠されているのだろうかと、わくわくしながら読み進めていったが、待てど暮らせど島田潔が現れない、そして最後にこの小説はサイコサスペンスであり中村青司の館でもなかったことが分かる。著者に二重の意味で騙された形だ。次は島田潔を活躍させてくれよ。

  • 館シリーズで手を出していなかったのが、暗黒館、びっくり館、そして本書。十角館や時計館と変わらない不気味な雰囲気、しかしどこか異様、そして明らかに異色な結末。同シリーズを読んできた者として、これはこれとして楽しめるが、やはり代表作にはなれない。謎解きというよりもサイコホラーに近い。

  • 2015.7/9〜13。館シリーズ4作目。不思議で、不気味な雰囲気づくりはさすが。シリーズならではの展開に評価がわかれそう。これはこれでありかなと思う。

  • 最後の展開に驚いた。
    まさかそうなるとは予想もしていなかった。
    ただ分かってみると簡単なことだったのかもしれないな。

  • 館シリーズ最大の戦慄とありますが、異色作と言った方が適切な気がしました。
    同じような設定の作品は、以前読んだことがありましたが、ここまで登場人物がしっかり動いていると、若干の違和感は感じましたが、それはないだろうなあと思いながら読んでいました。
    とはいえ、十分楽しめましたし、期待通りのどんでん返しもあり、面白かったです。
    館シリーズをこの本から読み始める人は少ないと思うけど、十角館から順に読んだほうが、より楽しめるでしょう。

  • 面白くはあった。引き込まれるような展開で、ワクワクする。ただ、展開が限定的すぎるからか、犯人は結構すぐ分かる。結構古い小説なので、当時は斬新はトリックとされたのかもしれないが、今読むと肩透かしをくらった感じになる。今までの館シリーズとしては1番物足りないかなぁ。次の館シリーズに期待というところ。

  • 島田が出てこないっていう型破り感満載の一冊。。。
    どうも最初から気持ち悪さが漂う。

  • 評価するに値しない
    これぞ壁本といったような作品
    オススメはしない

    館シリーズは四作品で終わる予定であったらしいが、この壁本のおかげで続きが読めると感謝する

  • 多重人格ものには慣れてしまっているので、驚きはなかったが、推理小説を楽しむことはできた。

  • 館シリーズであって番外編のような話。館トリックはあまり出てこなくてちょっと物足りない… こういう犯人だとドラマ化は出来ないなぁ~と思う。改訂版だと建物がよくわかるイラストでいいですね♪

  • なるほどこういうことか。が率直な感想。

  • 今までの館シリーズとは少し違った感じがしたのは館の立地とか一人称のせいだろう。読み進めるうちにいつも通り引き込まれて結末で驚いてとても良かった。

  • 人形をたくさん使ったトリックを期待してたのに…

  • 【館シリーズマラソン:4冊目】 過去3作とは何かが違う雰囲気で始まり、終わってみれば見知らぬ土地にいたような何だかそんな気分になる。予想される展開に対して、そうならないでほしいという心境にさせられるのは、どちらかと言うとホラーに近い手法に感じられた。真相のショッキング度は今までの館シリーズNo.1だと思います。

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