マジックミラー (講談社文庫)

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著者 : 有栖川有栖
  • 講談社 (1993年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061853904

マジックミラー (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 犯人の検討は容易。
    ミステリ初心者でもわかる。
    ただ、そのアリバイ崩し(殺人手法)が難解。
    そちらに重きを置いたミステリなのね。

  • 有栖川有栖の『マジックミラー』を読了。初期のノンシリーズ作品。

    この作品には、オレが苦手と同時に嫌いでもある時刻表トリックが使われている。これまでミステリはだいぶ読んできたのだが、実は時刻表トリックは本作が初めて。今までは意図的に避けてきた。

    単刀直入に言ってしまえば、時刻表を見て推理するのがとてつもなく苦手。本文とは別に時刻表の参照図がいくつか載せられているのだが、見慣れていないせいなのかオレは時刻表というものが嫌いだ。どうしても途中から思考停止してしまう。結果的に、トリックが時刻表の穴を巧みに突いていたものだとしても、作家には申しわけないが完全には理解できていないのが本音である。ああ、実に情けない……。

    ならば何故そもそも読もうとしたのか?それは、まず一つに有栖川有栖の作品であるということ。個人的にはこれだけで十分に立派な理由なのだが、それとは別に、この作品ならではの理由もあった。

    海外のミステリ黄金期に活躍した作家の一人、ディクスン・カーの有名な作品に『三つの棺』というものがある。その作中に「フェル博士の密室講義」というものが出てくる。登場人物が、あらゆる不可能犯罪ミステリの密室トリックを分類してみせるという内容で、未だに様々な作品でちらほら名前が引用されることがあるほど有名。

    この密室講義に倣ったアリバイトリックの分類を、『マジックミラー』では「アリバイ講義」として試みている。文庫版あとがきには該当作品も紹介されていて、これから読む作品の指針にもなった。アリバイトリックも実に多種多様だ。

    推理はまともにできなかったが、ストーリーはだいぶ楽しめた。ラストも上手く終わらせているし、ダイアローグから既に騙されていたと気付かされる。しかし見事に騙された時のやられた感もまた、ミステリの醍醐味の一つであるからやめられない。

  • ノンシリーズです。

    女性が殺されたが、容疑者は被害者の夫と夫の双子の弟だった。
    双子のアリバイは完璧だったが、ミステリ作家・空知はアリバイを崩そうとする。

    双子のアリバイトリックは崩せたが、今度は首なし死体が発見される。
    被害者は双子のどちらからしい。
    双子の片割れを殺したのは一体誰なのか。

    アリバイトリックは凝っていました。
    電車や飛行機の時刻表トリックをガンガン使っています。

    首なし死体の犯人は空知でした。
    あまりにも意外な犯人だったので驚きました。
    当時の私は、「主人公=犯人」という話に免疫がありませんでした。

    殺人の動機は、愛する人が殺されたから。
    双子はどちらも空知に殺されたのでした。

    序章の段階で、空知が可哀想だと思っていました。
    出来ればユカリと良い仲になって欲しかったです。

    空知は本当に被害者女性が好きだったのね。
    被害者が殺害現場に持ってきていた文庫本を、お守りとして助手席に置いていますし。
    未練がましいといえば、身も蓋もありませんが。

    空知の担当者は、片桐という名前です。
    作家アリスの担当も片桐さんでしたね。

  • 携帯もネットも無い時代のミステリ。
    時刻表トリックは苦手ですが、本書の根幹はそこではない。すごいというより呆気にとられる結末であった。

  • 良かったけど、時刻表トリックがどうしても苦手なので…
    私は『月光ゲーム』みたいなサスペンス系の方が好きかな。

  • やっぱり有栖川有栖は面白い。
    推理に必要な事柄をひとつひとつを丁寧に書かれるので
    安心して読めるというか。

    犯人は第一、第二の殺人ともに明らかなので
    どう成し遂げたか?を推理するもの。
    まあ、全然分からなかったけど。。

    でも、時刻表のトリックは
    あんなにうまくいくもんかなーと思った。

  •  えーっと。個人的にはイマイチ。
     んーっとね。
     最後、少しw( ▼o▼ )w オオォォ!! ってなったんだけど……。
     なんだか近頃、鉄道ミステリーとかいうのには、正直飽き飽きしてて……というよりは、推理小説に飽きているのかもしれないけれど。
     まぁ……なんつぅか……イマイチ。
     個人的には、推理小説よりも、ミステリーの方が好きかな……。
     いや、まぁ、推理小説も読まないことはないのだけれど……。
     やっぱり、推理小説のトリックそのものよりも、個人的には回りの人間に対する心理描写とか、そっちの方が好きだから、トリックのみで読ませようとする小説は苦手かな……。

     というわけで、個人的には微妙だったかも……(別にケンカは売ってないけど)
     難しいよね。小説って。

  • 2015.11.13

    本格もの。時刻表トリック 双子

    『アリバイ講義』がおもしろい

  • 冒頭から双子の入れ替わりである事が明記されているため、純粋なアリバイ崩しものとなっている。第一の事件のトリックには少し無理があるものの、博多駅でのトリックは見事。※でもこれって健一が殺して彦根から、新一が大阪からスタートすればもっと簡単なのでは※第二の事件のトリックは殺害場所を錯覚させるものでこれも見事。謎解き役の私立探偵も双子というのはやりすぎ感があるが、それを生かした解決場面の演出は鮮やかで、最初の「ダイアローグ」が叙述トリックになってるのも洒落ている。

  • スピーディーでテンポの良い展開でなかなか面白かった(*´∀`)
    初期の作品なだけあって荒削りな感じがしますが良い意味での荒削りでした。

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マジックミラー (講談社文庫)の作品紹介

双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第二の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、死体からは頭と手首が失われていた。犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック、多彩な伏線が、結末で読者を仰天させる、大型新鋭の傑作。

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