しりとりえっせい (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 612
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061855588

感想・レビュー・書評

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  • その名のとおり、題をしりとり形式にしたエッセイ集。
    内容はアル中やドラッグなど私にとってはどうでもいいような話題もあったが、芝居の脚本を書くために色々と研究していることもあって、その話題や知識の豊富さに「さすがだなぁ」と思った。

  • 信者向け

  • 中島らもの引き出しの数の多さに感服

  • 久々の中島らも。文庫なので旅行用にとっておいてたのだ。エッセイのお題をしりとりでつなぐというもの。エッセイ自体は可もなく不可もなく、って感じ。そんなに面白いのはなかった。イラストが入ってるんだけど、内容に合わせて下ネタ系の絵が多くてバスで読むにはちょっと恥ずかしい。

  • 当たりだった。色んな雑学を面白おかしく紹介してくれるから、興味がなかった分野にも関心が湧いてくる。読めばとまらなくなってしまうほど粒ぞろい。久しぶりに買おうかなと思ったらもエッセイ

  • 中島らもの著作ははじめて読みましたが、あまりのおもしろさに一気に読んでしまいました。
    まず、タイトルをしりとりでつなぐという企画がおもしろい。さらにそれに輪をかけて、著者の広範な知識と、独創的な妄想力、絶妙な語り口がたたみかけてきます。
    1つの記事が3ページ程度で、イラストも入っているので、読みやすさも抜群です。
    下ネタも多いので、そういうのが苦手な人は注意してください。
    (個人的には下ネタの話もものすごくおもしろかったけど。特に「ワッシャー!」のやつ、吹き出しました^^;)

  • 『独断と偏見の都合のいい作業』

  • 中島らものエッセイは始めて。タイトルのテーマをしりとりで決めていくエッセイ。1980年代に書かれたとは思えない。あまり古さを感じなかった。勝手にこの人は自殺して死んだと思ってたから、読みながら、こんな面白いこと書いてるのに自殺しちゃうんだよこの人は。と思ってたけど、よくよく考えたら違っていた。

  • 中島らもといえば怒れる若者の代弁者である、というイメージが勝手にある。
    しかし本書は、表紙のとおりのハートフルなエッセイ集になっている。
    読後1週間だが、内容についての記憶が全くない。いい意味でそんな本。

  • 初めての中島らもさん。
    博学とユーモアを足して2で割らず、そのまま文字に起こしたような、知的好奇心をくすぐるエッセイでした。
    よくある、博識過ぎるゆえのエゴの出た押し付けがましい文章などでなく、柔らかく、けれど唸る程いいとこ突いてきます。
    「リーダーにされてしまった人、が、リーダーとして優秀である」
    「習ってからものを創ろうとする人が、その考えだけでもうすでに駄目だ」
    といった考えが展開されていて、これだけ見るとただの啓発本かと勘違いされてしまいそうですが、
    9割はオカルト要素の濃いエッセイですので、気取らないそのバランスもとても好印象です。
    中島作品は、装丁やタイトル含め物的欲求を満たす高い完成度なので、今年はどんどん読んでいこうと思います。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島らもの作品

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