ボクの手塚治虫 (講談社文庫 や 23-4)

著者 :
  • 講談社
4.26
  • (9)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 45
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061855823

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小さいころ手塚アニメがやっていたし、映画で火の鳥も上映していたので終盤とはいえリアルタイムに接していました。マンガはあまり読んだ事ありませんでしたが、ブッダ全部読みました。
    そして僕の敬愛する矢口高雄先生がいかに手塚治虫先生を尊敬して、影響を受けていたかを、描いています。

  • 昭和の終わりとともにこの世を去った手塚治虫への熱い思いが切ないほど伝わってきた。手塚マンガの影響力をあらためて思い知らされるとともに、矢口少年のひたむきな努力に心打たれる。

    また、戦後まもない秋田の自然風景や山村生活の生き生きとした描写も見どころである。本書はもとともと自伝的マンガ「オーイ!!やまびこ」の一部として書かれたとのことで、そちらも読みたくなった。

    私自身は「ブラックジャック」や「釣りキチ三平」を読んで育った世代である。手塚治虫没後も、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫と、日本のマンガ会を牽引してきた諸先生方が亡くなっていくのを見送ってきた。

    そして、矢口高雄氏も一昨年(2020年)に他界。寂しい限りだが、私のようなオジサンの一読者には、残された作品を読み返し、その世界に思いを馳せることぐらいしかできそうにない。

  • 矢口先生はこの漫画のラストで手塚治虫先生の死を知る。手塚愛が溢れる一冊です。
    矢口先生のご冥福をお祈りします。

  • 久々に再読した。手塚治虫への思いとは別に、当時の秋田の田舎描写が非常に生き生きとしていて印象に残っていた。星の観察とか昔読んでいて憧れたことを思い出した。この作者さんは本当に絵がうまい……。

  • 手塚先生〜!。・゜・(ノД`)・゜・。

  • 昔の日本の田舎の暮らしが面白い。
    矢口高雄は絵が本当にうまい!人物も生き物も自然も、いきいきとしていて素晴らしい!
    優しくて真面目な人柄が絵にも話にも出ている。

    手塚治虫が「上品」と表現したのがよくわかる。

  • 持っている本を断遮離中に読んだもの(捨てる時に読んでいるようでは断遮離とはいえないかも)釣りキチ三平(キチは使ってもいい言葉なのかしら?)の作者が,自分と手塚治虫との関わりを書いた自伝的マンガ。なので,手塚治虫のことを書いた本という訳ではなく,矢口高雄のことを書いた本です。タイトルからは,どちらともとれますが,この本を買ったときは,タイトルに偽りありと思った記憶があります。(ハローグッバイ筒井康隆という本よりは100倍マシですが。)本の内容は,矢口のかっちりとした絵柄と誠実さがにじみ出たストーリーにとても好感が持てる本となっています。

  • ▼手塚治虫氏の影響を受けた矢口高雄氏の少年時代のエピソード
    ※矢口高雄氏はトキワ荘の住民ではありません※
    http://life--design.com/book/2010/01/post-10.html

  • 2008/7/26購入

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

矢口高雄

昭和14年、秋田県雄勝郡西成瀬村(現・横手市)生まれ。高校卒業後、12年間の銀行員生活を経て、30歳で上京し、釣りをテーマにした「鮎」で漫画家デビュー。昭和49年、『釣りキチ三平』『幻の怪蛇バチヘビ』により講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。51年、『マタギ』により第5回日本漫画家協会賞大賞を受賞。主な作品に『おらが村』『ふるさと』『平成版釣りキチ三平』、またエッセイ集に『ボクの学校は山と川』『ボクの先生は山と川』など多数。平成7年、秋田県に矢口高雄全作品の原画を収蔵した横手市増田まんが美術館が開館される。令和2年11月死去。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典25 奥の細道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

矢口高雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×