読書の時間 (講談社文庫)

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著者 : 松本侑子
  • 講談社 (1994年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061856608

読書の時間 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 知識は単に知識に留まらず、豊かな想像力と洞察力をはぐくむための基盤である。
    面白い本とは知的探究心を次々に広げてくれる。

  • 私の憧れの作家、松本侑子さんの読書エッセイ。実はこの本が、11年前、最初のサイトを作ってみたいと思ったきっかけになりました。

     本文は1988年頃から1991年頃までの雑誌などに掲載された書評と本に関するエッセイが集められています。約20年近く前の文章で、ところどころにフェミニズムっぽい文章があるのが時代を感じます。この頃はまだフェミニズムが元気だった時代だったゆえか、紹介されている本には「女の「姓」を返して」「スカートの下の劇場」「モア・リポート」「松田聖子論」など、女性問題を考える本が何冊かあります。

     おもしろいのが、「ピーターラビットのお料理読本」のような乙女チックでかわいい料理ブックがあるかと思えば、「軍事化される日本」のようなお堅い本もあり、「はじめてのパソコン」「ビールを楽しむ本」「青い麦」「ANIMAL HOUSE」という動物の写真集など、ジャンルもタイプもバラバラな本が一挙に紹介されています。きっとこの人は偏見なしにいろんな本を選んで読んでるんだろうなあ、と思いました。
     そして私は、ジャンルもタイプのバラバラな本たちだけど、サイト訪問者の方たちに私らしさを感じてもらえるようなサイトが作りたい、と思い、初代「にゃんこの本棚」を作ったのでした。

     それ以外にも本書には読書の仕方に関してすごく参考になるものがありました。それは「源氏物語」のところです。いろんな方が源氏訳をされていますが、筆者は田辺聖子さんと円地文子さんをそれぞれ最低2回は読み、また、源氏を発端として色、香料、食べ物と興味の範囲をひろげていったとのこと。「源氏物語」を2回も読むのはしんどいとしても、興味を広げて読む「じゅずつなぎ読書」はおもしろそう。これぐらいの好奇心と知識欲がほしいな、と思ってしまいました。

     最近、図書館にこまめに足を運ぶようになったので、また、「じゅずつなぎ読書」にも挑戦してみたいなぁ。

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