総門谷R 鵺篇 (講談社文庫 た 43-16)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061858435

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズは最初はとっつきにくい印象があったものの、読み進めるうちにひきこまれてきました。
    歴史上の偉人たちをここまで好き放題に活用してしまう作品にはこれまで出会ったことがないので、不謹慎さを通りこして不思議な面白さを感じてしまいます。

  • 総門谷第3弾
    鵺というのは怪鳥だが、本書の鵺は特に怪鳥という類ではない。いやそれよりも相当恐ろしい。
    総門の人間らしさ?が出る場面もあり、面白い。

  • 『総門谷』続編の第二弾。伝奇SF超大作、とか、言ってる場合じゃねぇ。
    前作『阿黒編』のラストでぅゎぁあアなことになってた諒と久遠が数十年の時を経てついに帰還。
    阿黒王改め怨魔王と名を変えた、じいさん及びその一味たちと再び死闘を繰り広げます。
    今回も歴史上の有名人物が続々登場。
    特に活躍してくれるのは小野篁(たかむら)、小野小町、そして在原業平の三人。
    そんでもって「これなんて特撮映画?」といいたくなる、
    ある意味かつてない規模の戦いを高野山でやらかしたりして。

    なんかもうずっと「ぅゎぁあア」ってなりながら読んでました。
    読み終えたら疲れてました。
    何より帝位の話で、
    「誰が誰やねん!旅子とか順子とか誰やねんなんッやねん!!わからへんて!!誰と誰がつながっとんねん!ほんまに藤原氏どんッッだけおんねん!!!」
    ――って。ならざるを得なかった。
    すごい、何か……勉強した……疲れた……。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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