- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061858961
感想・レビュー・書評
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本当にトリックが好きで、そのためにお話を書いているんだと感じる。人物造形に力を注いでいるのはホームズ-ワトソン役の火村&アリスだけで、あとはトリックを動かすための駒のよう。
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もう一捻りあるのかなと思ったら、最後はあっさりで、やや拍子抜け‥
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45の密室トリックを発表した推理小説の大家、真壁聖一が殺された。密室と化した地下の書庫の暖炉に上半身を突っ込むという悲惨な姿であった。彼は自分の考えた46番目の密室トリックで殺されたのか? 推理作家・有栖川有栖とその友人で犯罪学者・火村英生のコンビが怪事件の謎に迫る! 新本格推理小説。
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火村英生シリーズ第一弾。
密室物を数多く手掛ける小説家が、自宅のクリスマスパーティーの夜に密室の書庫で殺害された。同じく密室の書斎には別の男の遺体が。
序盤からかなり伏線張ってた割に、終盤あっけなく回収したのは物足りない気がした。 -
自分が有栖川有栖の作品を好きになったきっかけの本です。読み進めるにつれて題名の意味がわかり、「これは上手いな!」と思ったのを覚えています。
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よくできているし、キャラもすき。おもしろかった。
…だけどなにかハマらなかった。なぜだろう。
引き続きロシア紅茶を読んでみようと思う。 -
初めての有栖川有栖作品。
ストーリーは、好きだけど、
ミステリーとしてはどうかなーーって感じ。
登場人物が多くて、
誰が誰か分からなくなった。
(数回に分けて、読み進めたため)
もしかしたら、
有栖川有栖は、
もう読まないかも。 -
これはまたオーソドックスな雪の山荘もの。まさにタイトル通り。クリスマスパーティに密室物の第一人者であるミステリ作家の軽井沢の山荘に招待された同業ミステリ作家や編集者たち。その夜に起こった連続密室殺人事件。交通が途絶するというわけではないが、関与する人物が限られている。招待者の中にいたアリスと有人の探偵役火村が、警察の許可を得て真相を解明する。というまあ陳腐過ぎる設定ね。トリックは多少無理がなくもないし、そう短時間でうまくいくかなと思わないでもない。犯人も必然的に絞られてしまう。まあ、でもこういう古典的なトリックメインの直球勝負ではこのへんが限界だろう。悪くないと思うよ。難をいえば動機が今ひとつな点かな。
ぼくはアンチ社会派なので、こういう絵にかいたような本格物には点が甘くなる。そんなわけで作中では幻になってしまった本当の46番目の密室がとても気になるんだけど(笑)。 -
初めてであった有栖川有栖さんの作品でした。
これで火村とアリスのコンビに一目惚れしてどっぷりハマってしまいました・・・。(笑)
アリスの関西弁に癒されつつ、火村先生の格好良さにしびれます。 -
「学生アリス」シリーズの第1作品目。いわゆる新本格推理小説。
主人公はこの本の著者である有栖川有栖と犯罪学者の火村英生のコンビ。
あらすじはというと、45の密室トリックを発表してきた推理小説家の真壁聖一の家に、クリスマスパーティーのために集まった推理小説家やその編集者たち。
しかし、真壁聖一が密室で殺されているのが見つかる。
彼は自分の考えた46番目の密室トリックで殺されたのか?
とこんな感じ。
あらすじはとてもおもしろそうだったのだが、内容はそんなに突き抜けておもしろいというわけではなかった。
でも、楽しめたのでよかったかな。