- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061859043
感想・レビュー・書評
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ブクログのよそのヒトの本棚めぐりをしていて、ふと目についた。
むか〜〜し読んだ本。
心にひっかかってたようで、
先日古書店みつけてしまったので、
連れて帰ってきました(笑)
どなたか覚えていないのですが、
思い出させてくれて感謝です。
懐かしい、確か白い爺さんがうちに来た年に読んだ記憶あり。
上巻:最初に読んだ当時もやばい本やな、とは思ったんですが、ひっさしぶりに読んでみると、本気で危険です(笑)。世界に誇る3大宗教、全部名前は変えてます、の話。もちろん清水本なのでパスティーシュです。ムスXム原理主義の人が読んだらぶち殺されるんでは?と、思う大爆書(大爆笑)。これは絶対に訳本は出せない(あははは)。
地名や人名も妙な変名になってるんですが、起こった事象で誰がどこで何をしたのかという元ネタがめっちゃわかりやすいです。ただ、そこに清水節が盛ってあるんですが、これ、読んでると本当にそんなことがあったように錯覚してくるんですが、良いタイミングで正気に戻る文章を入れてくるので、時折目が冷めます(爆)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろい
ほんとに宗教ってそんな感じで出来上がったのかな?笑
名前の付け方適当過ぎ 笑 -
三大宗教の生まれたところから、それが信者により発展し、伝えられてきたものなどを全て仮の名称として、小説にして書いている。
清水義範さんは、パスティーシュ作家と言われている。文体を模倣することによって、元の作品の本質を描く。
宗教書や、宗教の起こりを書いた伝説を、清水さんならではの視点で書かれている。多少笑いを交えつつも、宗教とはなんなのか考えさせられる作品。
清水さんのパスティーシュ作品は、独特の味わいがあると感じた。 -
本書は、三大宗教の成り立ちと発展を、パロディー口調で物語っている。宗教というものの本質を突いていて、中々面白い。下巻も楽しみ。