- Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061859265
作品紹介・あらすじ
大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。(講談社文庫)
大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。
感想・レビュー・書評
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なんともこの東北シリーズの主人公達は、どうして誰も彼も想像を絶するような運命に運ばれていくのか。貞任と経清の運命もまた。
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経清がスーパーマン、聖人君子すぎて入り込めない。
流麗が裏切りを悔いるシーンもなんか薄い。 -
前九年の役終結。源頼義、義家に、出羽清原氏が協力し、ついに安倍一族は滅びる。藤原経清は最後まで武士らしく振る舞い、安倍貞任とともに討ち取られる。
軍事力、防衛、全て考えれば、安倍一族がこうも簡単に滅ぼされるとは、と考えてしまいます。やはり、背景には、裏切り、悲しみがあるのですね。 -
歴史を題材にした小説は、ある意味結末ありき。
登場人物たちがいつ何を行い、いつ亡くなったかは動かせません。
この巻は読んでいて本当につまらなくて苦痛でした。
主役の1人であろう安倍貞任には全く魅力もリーダーシップもない。
最後はムリに人間性を出そうとして一族の長としての誇りすらなくなっていました。
戦闘シーンも源義家と藤原経清の優秀さを出そうと頭脳戦ばかりで、カタルシスがない。
その人間性も神経質なだけの小物に見えてしまいます。
そして、美しいだけで頭が悪そうな女性陣。
これ、絶世の美女設定じゃなければ、全く魅力がない人ばかり。
本はつまらないものも含めて読みなれている自分が、何度も途中で読むのは時間のムダだからもうやめようかな…と思ってしまいました。
内容的にかなり下調べがいるだろうし大変な作品だろうとは思うけれども、これはつまらない。
これだけ登場人物がいるのならば、ある程度メリハリをつけないと…。
とりあえず途中で投げ出すのは気持ちが悪いので、続きを読もうとは思いますが、期待はしない。
実在の人物を想像で動かすんだから、こんなつまらない人間ばかりにしちゃ、可哀相ですね。
※ちなみに巻末にあった杉浦日向子さんの文章も酷かったです。 -
あれほど強固だと思われた阿部の柵たちが、1つのきっかけで次々と落とされて、遂には経清、貞任までも。。。
史実で結末が決まっているとはいえ、魅力的な人物たちが退場するのは無念です。 -
読了。レビューは最終巻で。