灰色の仮面 (講談社文庫 お 63-5)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061859791

感想・レビュー・書評

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  • 最後の一行が怖かった。
    少し読みにくいのと前半は流れがゆっくりだったのが気になります。
    後半は怒涛の流れで、読み進めて楽しめました。


    内容
    最後の1行まで目を離せぬ驚愕のホラー傑作! 灰色のストッキングを被って、白いマンションに住む女性を次々襲う、殺人鬼の正体は!? ――ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で、美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり、犯人と間違われてしまう。満月の夜に歪んだ欲望をたぎらせて、白いマンションに住む独身(シングル)女性を次々と襲う恐怖の暴行魔と、僕の熾烈な闘いが始まる。最後の1行まで真犯人がわからない、超弩級のホラー・ミステリー!

  • 満月の夜白いマンションに住む女性が次々と殺害され、主人公は犯人の濡れ衣を着せられてしまう‥。真相解明のため奔走するうちに、真相にたどり着いたが、さらにその奥に別の真相があった‥この作品も折原さんらしいです。

  •  昭和の香りがぷんぷんするレトロなミステリ。真犯人は誰なのか気になって一気に読んでしまった。昭和って適当すぎないか?と笑えてしまうほど、個人情報の管理や主人公が自ら暴行魔を捕らえようと思う心理、終わり方など、現代の感覚では考えられない(しかしそこが面白い)。暴行魔は誰なんだろう、とワクワクしていたのにまさかの正体!今の感覚でのリアルを追求してないところが面白かった。主人公もアホすぎて、ミステリというかもはやコメディ。

  • 主人公が好きになれない。終わり方も微妙。

  • 不気味

  • 2016年1月7日読了。
    2016年13冊目。

  • (改訂版)

  • 「独り暮らしの女性を襲う連続殺人犯」と「ひょんなことから犯人と間違われる主人公」が軸になり物語が進行していきます。登場人物達は怪しいですし、複雑に入り乱れるので、途中からどちらが「本当の殺人犯」なのか分からなくなります。
    トリックはシンプルですが、ミスリードが強烈です。最後の一行まで気の抜けない力作だと思います。

  • もしや多重人格オチかと思ったんですがそうでなくてホッっとしました。
    相変わらず世界が独特でマヌケなシーンもありましたが、それが折原さんの作品の良いところかなぁとも思ったりします。

  • こじつけっぽいところといい、太字体のモノローグといい、なんとも折原ワールドでした。グレーのストッキングでもベージュでも大差ないように思うけど?まあそれはよしとして。折原作品は久々だったので、何だか懐しかったです。こういうのを読むときはかたい事考えちゃいけません。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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