ペローの青ひげ (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社
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本棚登録 : 43
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061892156

感想・レビュー・書評

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  • フランスの宮廷作家シャルル・ペロ-が、貴婦人たちを読者にした、300年以上も前に書かれたスリリングで怪奇趣味ただよう怖~いお話です。金銀財宝をふんだんに持ち、立派な館に住む「青髭」には、過去に何人もの奥方がいたのに、その奥方たちがどうなってしまったのか、だれも知らない・・・ 美しい姉妹、その妹と青髭との結婚、館の鍵束、秘密の小部屋、青髭の罠・・・〝好奇心は身を滅ぼす〟という教訓が添えられていますが、ピンチをチャンスに変えたハッピ-エンドのお話しに、貴婦人たちのタメ息が聴こえてきそう。 挿絵も逸品!

  • 300年前に書かれた教訓話だそうですが、少し単純すぎな気がしました。

  • イラストがもう少し凝って欲しかった。これは姉妹2人派。

  • 「絶対に開けちゃダメ!」と言われると開けたくなってしまうという天の邪鬼な人間の心理を見事に描いた作品がペローの『青ひげ』だ。
    エリック・バトゥーの絵がまた良い。バトゥーの絵の可愛さのおかげで、物語の緊迫感漂うあの不気味な雰囲気が良い具合に中和されているのだ。
    相変わらず女性蔑視気味の「教訓」で締めくくられるのだが、この作品が作られた当時の時代の女性というのはそれだけ生きるのに常に危険が伴っていたということなのだろう。
    この物語のヒロインは好奇心旺盛ゆえに身を滅ぼすほどの危機に陥るが、そこから這い上がり生き延びるために最後まで足掻き、自分で道を切り開くことができる強い女性でもあり、好感が持てる。ちょっとアホっぽいけれども赤ずきんのあのカマトトぶりよりはよっぽどマシなんじゃないだろうかと思う。

  • 隠されている部屋は、見てはいけないといわれると
    よけい見たくなります。
    怖い秘密を知りたくなる人間の心理が反映されて、
    妖しい輝きをはなつ物語。

  • 2011年5月5日

    <BLAUBART>
      
    装幀/城所潤(ジュン・キドコロ・デザイン)

  • あー!嫁腹立つ!\(^o^)/
    やたら腹立つ!\(^o^)/
    エリック・バトゥーの青髭の絵が堪らん可愛かった。
    嫁が返した鍵を
    「血がついてるが、どういうわけだ?」
    と掲げている絵が可愛いハァハァ
    青髭は一番好きな童話だ。
    と云うか、青髭が大好きだ!

  • 青ひげが、好きです。
    ペロ−が、好きです。

    星が足りません
    もっと持ってきてくださーい★

  • 2008/10/1

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著者プロフィール

Charles Perrault (1628-1703)
17世紀フランスの作家、詩人。ルイ14世の宮廷に仕えた政府高官だったが、晩年に民話をもとにした作品を次つぎと公表し、フランス民話編纂の始祖として知られる。民話に独自のアレンジを加えた彼の作品は、後世に様々な影響を与え、いまでも読みつぎ語りつがれている。

「2023年 『民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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