源頼朝(3) (山岡荘八歴史文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950030

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  • 頼朝が伊豆で北条政子と結婚したあたりから、以仁王の令旨、頼朝の挙兵、石橋山での敗北、房総半島に渡り、平清盛の死、木曽義仲が討たれるところまで。正直、学べるところとしては以下な感じであろうか。

    ・一度決心するとわき目もふらぬ鉄壁の意志(頼朝)
    ・どのような大事にも万全のときなどない。すべては覚悟次第(頼朝のこと)
    ・みんなの敵と私憤の対象との区別(伊東入道への仕置)
    ・平清盛の死によりすぐに出撃しようとせずに、瓦解していくのを見守った(頼朝)
    ・後白河上皇の武家利用(追討令の乱発)への警戒

  • 伊豆に流されて21年、ようやく決起の時は来た。石橋山の旗揚げに敗れて安房へ逃れた頼朝だが、たちまち大軍を呼集して鎌倉に入った。源平の雌雄を決する富士川の合戦は、水鳥の羽音に怯えて平家敗走。やがて清盛も死に、木曽義仲が京を占領。義経の軍は義仲、平家を滅ぼし、鎌倉時代の幕があける。

著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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