織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950108

作品紹介・あらすじ

吉法師(信長)は、奔放奇抜な振るまいで家中のひんしゅくを買う"うつけ者"。だが、燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らん。手始めは尾張織田の統一だ。美濃の梟雄斎藤道三から娘の濃姫を娶った信長は、アンチ信長派の旗印となっている弟の殺害を決意した。戦国の世に彗星のごとく出現した驕児の若き日々。

感想・レビュー・書評

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  • 山岡荘八先生の信長は私のアイドルです。

  • 『史実を多く盛り込んだ作品』という事なので読み始めました。

    『小説』という形である限り、
    山岡氏の『創作&想像』の部分もあると思いますが、、、。
    とにかく、今まであまり興味の無かった『織田信長』ですが、
    なんとも興味深い!!

    今までの僕の『信長殿に対するイメージ』を見事にひっくり返されました。
    『激しい感情の持ち主』で一気に燃え上がったりもするが、
    それが『己の身を滅ぼす』と言う事をよく知っており、
    感情の渦の中にありながらも理知的に物事を考え、打開策を練り上げる。
    攻め入る時を知っており、引くべき時を知っている。
    『荒ぶる猛将』の皮を被った『冷静な軍師』。

    そして、何よりも『棚から牡丹餅』だったのは、
    信長の妻である『阿濃』を知れた事。
    この人物も非常に面白い!!
    時に信長ですら躊躇する『頭脳派系女子』。
    読んでて心地良いです♪

    さて、次は2巻♪
    なんたって、あの有名な『桶狭間の戦い』ですからね!!
    僕ですら軽く知ってる合戦。
    深く掘り下げて知れるのが楽しみ!!

  • 4.0

  • ¥840 / p446

  • すごいよ信長さん。理屈でバッサリ、バッサリ。精神論に裏切られっぷりも、潔し。

  • 織田信長の元服前から尾張国内の統一までを描く。
    様々な物語の題材にされる信長だが、尾張国内での織田家同士での話は省かれがちのため、興味深く読めた。
    とにかく、信長や濃姫とキャラクターが際立っている。山岡荘八はそれこそ60年ほど前の作家だが、今読んでも色褪せないキャラクターの良さがある。

  • 信長、カッコいい!!
    とにかくページを繰る手が止まらなくて5巻の長さを感じさせません。会話が多いのでテンポがいい。おもしろかったです。

    信長はうつけ者と言われて、規格外の発想で戦国の世を躍動していきます。そして山岡荘八が描く信長は平和主義者でもある。自身が天下を取ることで、戦の世を終わらせようという志を持っています。カッコいい信長がここにいます。

    そして各巻で魅力的な人物が登場します。1巻は斉藤道三と妻の阿濃、2巻は秀吉、3巻は明智光秀、4巻は浅井長政、武田信玄。そして5巻は明智光秀に再びスポットが当たり、本能寺の変へといたります。

  • 知人に勧められて。レビューは最終巻で。

  • 結婚して城主を継いだあたりまでだったと思う。

    14歳くらいでやってたことってそういうことだったんだなぁとおもった。

  • 2017.1.29読了

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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