- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061957558
作品紹介・あらすじ
クリスマスがちかづいて、フェリエの国にすむ、はりねずみのルーチカは、いいことを思いつきました。ひとびとの国からもちかえってきた「キラキラ」を夜空にかざって、仲間たちに星空をみせてあげるのです。
でも、ルーチカは、夜空までいく方法をかんがえていませんでした。仲間たちのアイディアで、ロープやふうせん、はねをつかって、夜空にいこうとしますが、うまくいきません。そこで、「夜空までとどくはしご」のプレゼントを、サンタさんにおねがいすることにしたのでした。
ところが、クリスマス・イブ。サンタさんにお手紙を書くときになって、「サンタさんへのおねがい、かえることにしたんだ」というルーチカ。いったい、どうしたのでしょう……?
かわいい動物たちがくりひろげる楽しいストーリーに、心あたたまるメッセージがこめられた大好評「はりねずみのルーチカ」シリーズ。クリスマスマーケット、ジンジャークッキー、キャンドルライトサービス、ラッキーチャームいりのケーキなどなど、クリスマス気分がいっぱいの、シリーズ最新作です。
「そうだ! もうすぐクリスマスだから、クリスマス・イブのまえの日に、夜空に星をちりばめよう。そうすれば、今年のクリスマス・イブには、みんなに星空をプレゼントできるもの。」
ルーチカは、大切にあつめてきたキラキラをつかって、いよいよ今年のクリスマス・イブのまえの夜に、星空をつくることにきめました。
「ああ、たのしみだなぁ。」
星空をみたときの、フェリエのみんなの笑顔を思いうかべただけで、ルーチカはもううれしくて、むねがいっぱいになりました。--本文より
--本文より
感想・レビュー・書評
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今回は、ストーリーはよかったけど、世界設定がよく分かんなかった。
フェリエの夜空は、月はあるけどなぜか星がなくて。
でもそこに住んでいる生物たちが、星の存在を知らないわけではなくて、いつか星空を見たいと思ってるという、よく分からない世界観。
ルーチカはひとびとの国(=人間界)に行くたびに、『キラキラ』というものを拾って(?)きて、それがいっぱいになったら、フェリエの空にちりばめようとしている。
そうやって上空に行くか問題はともかく、『キラキラ』が何なのか、『ちりばめる』たって、どうやってちりばめるというか、おいてくるというか、空にくっ付けるというか、その点にはまったく触れられていません。
とにかく、『空』という位置まで上っていけば、『キラキラ』はちりばめることが出来るようです。
まぁ、児童書だしね。
深く突っ込んじゃいけないところですけど。
そんなことより気になったのが、この話、去年のクリスマスの話なんですよね。
去年のクリスマスまでは星がなくて、フェリエに星が出来るまでの話、てことになってるから、過去を振り返ってるわけです。
でも、もうすでにトゥーリもいるし、なぜあえて『去年のクリスマス』にしなきゃいけなかったのかが、よく分かんない。
別に今年のクリスマスでもいいよね。
オチの分かりやすい簡単な話だったけど、突っ込みどころが多かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示