はりねずみのルーチカ 星のうまれた夜 (わくわくライブラリー)

  • 講談社
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本棚登録 : 118
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061957558

感想・レビュー・書評

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  •  今回は、ストーリーはよかったけど、世界設定がよく分かんなかった。
     フェリエの夜空は、月はあるけどなぜか星がなくて。
     でもそこに住んでいる生物たちが、星の存在を知らないわけではなくて、いつか星空を見たいと思ってるという、よく分からない世界観。

     ルーチカはひとびとの国(=人間界)に行くたびに、『キラキラ』というものを拾って(?)きて、それがいっぱいになったら、フェリエの空にちりばめようとしている。
     そうやって上空に行くか問題はともかく、『キラキラ』が何なのか、『ちりばめる』たって、どうやってちりばめるというか、おいてくるというか、空にくっ付けるというか、その点にはまったく触れられていません。
     とにかく、『空』という位置まで上っていけば、『キラキラ』はちりばめることが出来るようです。
     まぁ、児童書だしね。
     深く突っ込んじゃいけないところですけど。

     そんなことより気になったのが、この話、去年のクリスマスの話なんですよね。
     去年のクリスマスまでは星がなくて、フェリエに星が出来るまでの話、てことになってるから、過去を振り返ってるわけです。
     でも、もうすでにトゥーリもいるし、なぜあえて『去年のクリスマス』にしなきゃいけなかったのかが、よく分かんない。
     別に今年のクリスマスでもいいよね。

     オチの分かりやすい簡単な話だったけど、突っ込みどころが多かった。

著者プロフィール

東京都生まれ。東京女学館短期大学文科卒業。児童書に、 「ソラタとヒナタ」シリーズ(絵・くまあやこ)、「はりねずみのルーチカ」シリーズ「りりかさんのぬいぐるみ診療所」シリーズ(ともに絵・北見葉胡)(いずれも講談社)、 『とびらの向こうに』(絵・みやこしあきこ/岩崎書店)など。 絵本に、『はるねこ』(絵・松成真理子)、『はこちゃん』(絵・江頭路子)、プラネタリウム番組にもなった『星うさぎと月のふね』(絵・田中鮎子)(以上、講談社)などがある。

「2023年 『はりねずみのルーチカ 精霊たちのすむところ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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