- Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061962552
作品紹介・あらすじ
可能性を完全開花させずに永逝した文学者安部公房が、衝撃作『砂の女』『他人の顔』を続けて刊行した時点で、自身の初期思考をエッセイの形で発表したものを精選し、全エッセイとして刊行した話題の大著。初期阿部公房が孕む、“ヘテロ”的思考への新たな再評価。早く来すぎた思想者・安部公房の“可能性の中心”。
感想・レビュー・書評
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安部公房のエッセイ集。安部公房の思考の傾向がわかる一冊。逆説的な論理が好きなようだ。
演劇論や映画論については、わかりにくく難しい所が多かったが、面白く読めた。古い映画の話が多い。 -
(購入日不明)
ブクログの更新をサボっている間にいつの間にか本棚に増えてた。 -
初期のエッセイ集。硬質。
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エッセイ集。
映画の話題が多かったので、映画にあまり興味の無い自分にとっては退屈な話も多かったが、LSD、ヘテロの思想、殺人についてなど、考えさせられるようなものも多い。
しかしそれにしても少しお高い…… -
2011.02.19 読了
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面白かったけれど、頭にいまいち内容が入り混んでこないところもあった。映画評論や創作術について深く勉強になりますわぁ。
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2010.11.7
・遊びの精神とは、方法をとおして現実を枠づける精神である。
・野生児に変化を与えたのは、入浴である。(『アヴェロンの野生児』)
・『アンダルシアの犬』『糧なき土地』『忘れられた人々』『眼には眼を』
・辺境、砂漠。