- Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061963344
作品紹介・あらすじ
『吉川幸次郎全集』、『田中美知太郎全集』等々を刊行した元編集者・出版人である著者が、八十二歳のこれまでに巡り合った真の偉大な精神、十余名の肖像画。竹内勝太郎、野間宏、榊原紫峰、田辺元、中村光夫他、殊に京大の恩師小島祐馬先生を深い敬慕を込めて綴る。"いまは毎日酒をたのしみ、時に碁を打つ"晴耕雨読の一知識人が、先人達の素顔とその魅力を書いた評伝。
感想・レビュー・書評
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著者である、竹之内静雄さんは、ウィキペディアには、次のように書かれています。
竹之内 静雄(たけのうち しずお、1913年11月25日 - 1997年12月19日)は、日本の小説家、筑摩書房社長。
静岡県生まれ。旧姓・桑原。1932年第三高等学校に入学、野間宏、富士正晴と、竹内勝太郎に師事して雑誌『三人』を刊行する。大学では吉川幸次郎に師事、1940年京都帝国大学文学部哲学科卒、河出書房に入社する。のち筑摩書房に移り、戦時中は海軍に応召した。1950年「ロッダム号の船長」で芥川賞候補となる。1966年から1972年まで古田晁の後を受けて筑摩書房2代目社長を務めた。
この本の最初に、吉川幸次郎さんのことが書かれています。
ウィキペデイアにも書かれているように、吉川幸次郎さんは、著者の大学時代の恩師になるようです。
吉川幸次郎さんを、ウイキペディアでは、次のように紹介されています。
吉川 幸次郎(よしかわ こうじろう、1904年3月18日 - 1980年4月8日)は、日本の中国文学者。文学博士(京都大学)。芸術院会員、文化功労者、京都大学名誉教授。
孔子を尊敬し、儒者として処世した。字(あざな)として『善之』を生涯用いた。1932年(昭和7年)中村ノブと結婚し左京区に終生在住した。愛煙家で酒徒でもあった。
吉川幸次郎さん、この方、日本人でありながら、本物の中国人?よりも中国人らしい方であったようです。詳細をみるコメント0件をすべて表示