三国志 (2) (吉川英治歴史時代文庫 34)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061965348

作品紹介・あらすじ

黄巾賊の乱は程なく鎮圧されたが、腐敗の土壌にはあだ花しか咲かない。霊帝の没後、西涼の董卓が十常侍に代って権力の中枢に就いた。しかし、群雄こぞっての猛反撃に、天下は騒然。曹操が起ち、袁紹が起つ。董卓の身辺には、古今無双の豪傑呂布が常に在り、刺客さえ容易に近づけない。その呂布が恋したのが美女貂蝉-董卓の寵姫である。傾国という言葉は「三国志」にこそふさわしい。

感想・レビュー・書評

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  • 袁術が皇帝に即位しようとするまで。呂布の移ろいやすい性格が俗っぽくて良い。

  • 再読。

    日本では劉備さんの人気が高いと聞き及んだ事がある。
     
    ちょっと前ならそうだったのかもしれないが、今現在でもそうなのだろうか?

    忍耐、人情、義理、なかなかそれだけでは生きていくのに大変な時代になってしまっているものなぁ。

    そして次巻へ…
    となるはずが、3巻がない。
    何故だ?

    もしや、大昔、読み進めるのを断念したのが3巻でどこか違うところに置いてしまっているのだろうか?
    父の文庫本を数冊を勝手に嫁入り道具に入れてきた。
    今の書籍と違って活字も小さい、色もいい感じに?変色している。
    新しいものを買う気にもなれない。
    見つかるまで、また本棚で待機しておいてもらおう。

  • 文章に使われている言葉は難しいのに、スラスラと読めてしまう不思議な感じ。また、内容の展開に無駄がないのもいい。
    呂布のエピソードが多く、呂布のイメージが変わるストーリーが楽しめる。
    諸葛亮がまだ出てこないので早く読み進めたい。、

  • 私にしては、とてもハイペースで読み終えた。呂布による董卓の殺害後、曹操、孫策の台頭、そして時折登場する劉備たち。絶妙なバランスでストーリーは進行していく。一番感動したのは、悪来典韋を想う曹操の気持ちだった。

  • 董卓が謀られ、死し、孫堅が討たれる。
    曹操、孫策、劉備が力をつけるなか、玉璽が袁紹の手に渡る。いよいよ三国時代手前の様相を呈してくる二巻目。

    ただ、このペースだと全8巻は、年末年始に読み終えられない…。

  • 起こっては鎮まる謀略。それにより淘汰される勢力図。歴史は我欲と奇策で彩られる。劉備の如きは、最も腹黒い人材なのかもしれない。だとすると、勧善懲悪の主人公を誰に重ねて読めば良いのか。そんな事を考えながら読むのも、また一興である。

  • 三国志の中でもこの章は董卓と呂布が主人公である。

  • 「鬼をあざむく英傑が、処女の如く、さしうつ向いていうのであった。」
    趙雲...推せる....ッ

  • 張飛の描写が余りに良い意味でマンガっぽい。
    詰まるところ、昔からこういう分かり易いキャラで庶民を楽しませてくれてたんやろうね。ただ、口伝なのか、講談なのか、小説なのか、マンガなのか、という表現方法の違いだけで。

  • オーディブルにて。聞き流しているうちに登場人物がこんがらがってきたから再読するつもり。劉備玄徳は主人公じゃないの?見失ってしまった。
    でも要所要所のストーリーは面白かった。美女を上司と部下で取り合うみたいなところとか。(オーディブルだと固有名詞の字面が覚えられない…)
    オーディブルでざっくり流れを踏まえて、unlimitedで通読するのが良さそう。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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