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みんなの感想・レビュー・書評
授業で読まされた時とは感じ方が変わっていた。みな形は違えど二つの国の間で揺れ動いていること、在日としての苦悩が描かれていて面白い。でも由煕が一番しっくりくる。
第百回芥川賞受賞作『由煕』:韓国に留学する在日韓国人の学生・由煕の葛藤を下宿先のオンニの視点から書いた作品。由煕の話は、一部、筆者自身の経歴と重なるようなのだが、筆者自身は早稲田中退後、ソウル大学を卒業し、梨花の修士まで行っているのに、由煕はW大を二年で中退し、S大学も4年になったころ中退している。韓国滞在における由煕の葛藤も、普通の外国人なら「カルチャーショック」と言えるものなのだが。。それが「母国」との葛藤ということで、複雑なものにしている。この話は、元在日の学生としておそらく筆者自身が体験したことに由来しているはずだが、筆者自身は韓国に留まったのに、由煕は韓国を去った。その違いはどこにあるのだろう。文章の中で、由煕の「幼さ」「少年ぽさ」が描かれているが、実際の筆者の容貌はどうなのだろうか、と想像した。
李良枝の処女作「ナビ・タリョン」、代表作の「由煕」などを収録した文庫。
これまで、在日女性の苦悩を描いた作品として読まれてきた。
恐らく金史良などに連なる抵抗文学としてもう一度読まれてもいいはず。
更にはリブやフェミニズムが提起した女が書くこと、
エクリチュールにおけるフェミニティの問題系としても読み解くこともできるはずだ。
多分その言葉を母語にしている人間には全然わからない感覚というのは存在していて、それによって生まれる溝を埋めようとして結局上手く行かない人間関係の話でした。
悲しい。たしかに溝は埋まらないのだけど、埋まらなくても大丈夫だよといえるところまで話が辿り着かなかったのが悲しかったです。
でもやっぱりあいつらキリスト教徒だしさ。
そんなイスラム教徒の少年の言葉で終わる映画を思い出しました。
単に読んでる分には泣けもしないし好きにもなれないし、ただただ「つまんない」とばかり思っていたんですが、読み込むという作業を介したら、泣ける小説になっていました。<br>
切ないけれど、ラストに希望が残っているのだと私は信じてます。

圧倒的に優れていることは分かるんだけども、彼女が書く原動力は「在日」韓国人であることそれ一点から強烈に湧き上がってきていて、そのどこまでもただあふれ続ける様に気圧されてしまう。
読んでいて「本当に、...






