鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫)

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著者 : 木山捷平
制作 : 坪内 祐三 
  • 講談社 (2001年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982741

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鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 解説に「・・テーマがない。・・木山捷平にとって表現行為そのものが文学なのだ」とあるが、その通りの一冊。

  • 先に詩集を読んだ際、そのあまりにダイレクトな表現に驚かされ、カルト作家としての印象を大いに植え付けられたのだけど、この短編は普通なまで普通。
    比較対象が漫画家になるのだがつげ義春的だと思った。
    クリエーターの日常を山も谷もオチもなく淡々と描いている。
    そういう空気感が一部にマニアを生んでいるのだと感じた。
    文壇のサブカルレーベル(勝手に命名)である講談社文芸文庫に収められるのも納得。
    解説でも触れられていたのだけど、とにかく「ゆるい」。
    「ゆるい」なんて解説される作家は珍しいと思う。
    この選集は私小説だけで構成されているのだが、どうも私小説というのは陰気になりがち。
    だけどこの人はのんびりしているんだ。
    貧乏で切羽詰まっているはずなのに。
    書くこともないのか同じ話を使いまわしてる感もあって、そこがまた生みの苦しみのようなこともなく。
    なぜか微笑ましく追いたくなる、そんなゆるさ。
    ただ講談社文芸文庫でも品切れ状態で、なかなか多くを読める作家ではなくなっている模様。
    このままカルト作家として消えるかもしれないのは惜しい。

  • 女の人がいきいきしている

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鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫)の作品紹介

"桜桃忌"に出られなかった事から大宰治を回想する「玉川上水」、敗戦直後郷里に疎開した頃の日常を描き飄逸味を漂わせた「耳かき抄」。表題作をはじめ「逢びき」「下駄の腰掛」「山つつじ」「川風」「柚子」「御水取」など身近の事柄を捉えて庶民のうら哀しくも善良でしたたかな生き方を綴った諧謔とペーソス溢れる木山文学の真骨頂、私小説的作品を中心に新編集した傑作十一篇。

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