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- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061983243
感想・レビュー・書評
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2011.03.25-
ゲーテはすべての信仰も文化も、矛盾無く存在できることを知っていたのかな。
第四幕でマルガレータを思いだしたみたい。
「まるで邪に思い上がった心が 欲情の赴くままに 血をたぎらせ 自由な心で すべての権利を擁護せんとする精神を圧迫して 感情の惑乱へと追いやってしまうのと同じじゃないか」
これはファウストがマルガレータにしたことだよね。
波を征服したいというのは、過去の過ちを征服したいからか。
ドイツは本当にイタリアが大好きだな!
気高さと所有欲は同居しない。所有欲が連れてくるのは憂いばかり。 -
人造人間ホムンクルス、スフィンクスにギリシア神話の神々、半神、ニンフ、イリアスに詠われた絶世の美女ヘレネが入り乱れる幻想世界に夢心地。
キリスト教とギリシア・ローマ世界が融合しルネッサンスを感じさせる。
ファウストが最後に辿り着き、果たせなかったことはネーデルランド独立のことだろうか。