ある女の遠景 (講談社文芸文庫 ふH 1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061983540

作品紹介・あらすじ

愛慕する年若い叔母伊勢子の自裁の謎を追ううちに、維子は不実な男泉中紋哉との官能の罠に自ら堕ちていく。性愛に囚われた維子の現在、ミステリアスな伊勢子の過去、さらに情熱の歌人和泉式部の生きた遠い昔-時空を隔てた三人の女人像を巧緻な遠近法でとらえ、王朝文化と戦後風俗という「聖」と「俗」のあわいに独得の官能美の世界を現出させた著者晩年の傑作。毎日芸術賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 毎日芸術賞

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著者プロフィール

舟橋聖一(1904.12.25~1976.1.13)小説家、劇作家。1928年、東大国文科卒。大学在学中の26年、戯曲「白い腕」で注目され文壇に登場。32年から33年「都新聞」に連載した「白い蛇赤い蛇」で劇作家から小説家への転身をはたす。戦後は風俗小説の代表作家と目されるが、官能表現を耽美主義へと高めた純文学の佳作も多い。主な著書に『悉皆屋康吉』『雪夫人絵図』『芸者小夏』『ある女の遠景』『好きな女の胸飾り』等。

「2013年 『芸者小夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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