終着駅 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
4.00
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061984189

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ぽろぽろと人が死に、悲惨だが不思議に明るい。
    「成さずに死ぬこと」に対する恐れと諦観は語られるが、終末の描写は一切無く、回想として語られる。淡々とした進行が気持ち良い。終章美しい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

結城昌治

一九二七(昭和二)年、東京に生まれる。四九年、早稲田専門学校を卒業し、東京地検に勤務したが、結核が発病し三年間の療養生活を送った。五九年、短篇「寒中水泳」によって認められ、『ひげのある男たち』『ゴメスの名はゴメス』等を執筆し、ユニークな推理作家として注目された。七〇年、「中央公論」に連載した『軍旗はためく下に』で第六十三回直木賞を受賞。ほか『夜の終る時』『志ん生一代』など著作多数、「結城昌治作品集」(全八冊)がある。九六(平成八)年一月没。

「2020年 『軍旗はためく下に 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

結城昌治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×