世界漫遊随筆抄 (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061984288

作品紹介・あらすじ

世界の激動を予感させる昭和初期、三年、十一年と二度の欧米旅行に発ち、十年には樺太、中国等を訪れた正宗白鳥。文豪の眼に世界はどう映ったのか…。名エッセイ「六十の手習い」「髑髏と酒場」「郷愁-伯林の宿」を含む二十一篇を精選。新興国アメリカとヨーロッパの比較、イタリア、フランスの芸術、スターリンのソ連、ヒトラーのドイツ、外地で出会う不思議な邦人のことなど、簡潔な文体で直截に印象を記す好随筆集。

著者プロフィール

正宗白鳥(1879.3.3~1962.10.28) 小説家。岡山県生まれ。東京専門学校(早大の前身)文学科卒業。キリスト教に惹かれ受洗、内村鑑三に感化される。後に棄教の態度を示すが、生涯、聖書を尊重した。1903年、読売新聞社に入社、7年間、美術、文芸、演劇の記事を担当、辛辣な批評で名を馳せる。『紅塵』(07年)、『何処へ』(08年)を刊行するや、代表的自然主義作家として遇される。劇作も多く試み、『作家論』『自然主義文学盛衰史』『など評論でも重きをなした。『入江のほとり』『人を殺したが…』『内村鑑三』『今年の秋』等、著書多数。

「2015年 『白鳥評論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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